暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep19再臨せし紅翼の剣騎士 〜Charlotte Freiheit〜
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ルムドライ!」
≪Form Drei. Unwetter Form≫
“ストラーダ”の形状が変化する。ヘッドブースター部と石突部分に黄金の突起が伸びる。エリオの電気変換資質を最大限に強化する形態だ。
スバルとエリオはウイングロード上を疾走し、ルシリオンへと上下左右からと臨機応変な攻撃を入れいていく。ルシリオンは何とか2人の攻撃を捌き直撃だけは免れているが、少しずつ対応できなくなっていく。
「ティアさん、いきます!」
「ええ!」
ティアナとキャロはそんなルシリオンへと撃墜のための一撃を用意する。キャロはティアナの弾速と威力を高める補助魔法・ブーストアップ・バレットパワーを発動。
「クロスファイア・・・!」
≪Cross Fire Full Burst≫
『スバル、エリオ、離脱!』」
ティアナの周囲に展開された複数のオレンジ色のスフィアの輝きがさらに強まる。攻撃準備が完了したことを前線でルシリオンと戦うスバルとエリオに念話で報せる。
「シューット!!」
エリオがルシリオンの大鎌を弾き飛ばしたのを見て、ティアナがすぐさまクロスファイアを放った。
――ヴェロシティ・レイド――
突如撃ち込まれた砲撃に、ティアナのクロスファイアの大半が掻き消される。ルシリオンも残りのクロスファイアを余裕で迎撃し終えた。
「黄色い砲撃・・・!? お兄ちゃん・・・!」
ティアナが砲撃の発射地点を一瞬で判断し、視線をそちらに向けた。それと同時に、ティアナの至近距離に降り立ったクイントが「ごめんね」と拳打を彼女の腹部に打ち込む。
「お母さん!!」
スバルが、ティアナを吹き飛ばした白コートの正体を一瞬で見抜き、お母さんと叫ぶ。クイントは「今のを防ぐのね」と驚嘆の声を上げた。そう、ティアナは咄嗟に腹部に小さなシールドを張り、拳打の直撃を免れていたのだ。
「あっぶな・・・」
宙で体勢を立て直したティアナがキャロの隣に着地した。そこにティーダも到着し、クイントの隣に降り立った。スバル達はルシリオン達に挟まれる形で包囲された。
【サフィーロ、大丈夫だった? それとも余計なお世話だったかな?】
【いや、正直助かった。乱入者の一撃でかなりのダメージを負ってしまった。今の私には、4人がかりで挑まれて勝つことは難しかっただろう。感謝する】
クイントが独自回線の念話でルシリオンにそう意地悪っぽく言う。ルシリオンはそれに真面目に受け答えた。
「待ってくれ。僕たちは戦いに来たわけじゃないんだ」
エリオが“ストラーダ”を構えるのを見たティーダが、エリオに続いて臨戦態勢に入るスバルと妹であるティアナに右手を翳してそう告げる。
「そうよ。私たちはあなた達にここからすぐに離れ
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