暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep19再臨せし紅翼の剣騎士 〜Charlotte Freiheit〜
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ルシュブリューテ“を振るい、漆黒の波を出現させる。

波瀑刃(シュトローム)!」

その強烈な光景に絶句する中、カルド・イスキエルドは闇色の炎の槍で迎撃に入る。

――慈悲すら許さぬ業火――

螺旋状の槍が大波に孔を開ける。兜の中で笑みを浮かべたカルド・イスキエルドだったが、そんな彼に桜色のバインドが仕掛けられる。

――レストリクトロック――

なのはの有する最高のバインド魔法だ。しかしカルド・イスキエルドがそれを砕けない訳もない。が、なのはにとって一瞬だけでも彼の動きを止めることが出来た。それだけで十分だった。動きを止めたその隙にシャルロッテが一瞬で距離を詰め・・・

――雷牙月閃刃(ドンナー・モーントズィッヒェル)――

真紅の雷撃を纏った“キルシュブリューテ”の一閃を叩きこんだ。カルド・イスキエルドの甲冑の背部が砕け散る。彼から力が抜け、地上へと真っ逆さまに墜落していった。

「がああああああああ!?」

真紅の雷撃は消えることなく辺りに拡散し、シャルロッテへ突撃してきたカルド・デレチョの振り上げている大剣に一斉に落ちた。カルド・デレチョは痙攣して動きを鈍らせるが、それでも動き続ける。

「はぁはぁはぁはぁ・・・さすがに調整を終えていないとキツイな・・・」

シャルロッテは大きく肩で息をしながらカルド・デレチョを睨みつける。そして互いが動こうとしたとき、膨張していく球体がなのは達へと迫ってきた。なのははすぐにシャルロッテへと近寄りって彼女の手を取り、デアボリック・エミッションの効果範囲から離脱する。

「なんだと・・・!?」

その場に残されたカルド・デレチョは何も出来ずに呑まれていった。

・―・―・―・―・―・

空戦の出来ないスバル達は、拘束していた“レジスタンス”の護送を命じられていた。空にルシリオンが居ないことをすでに連絡で知っているため、4人は警戒しつつそれでも素早く“レジスタンス”を拘束している場所へと向かう。
拘束場所に辿り着いたスバル達が目にしたのは、ルシリオンによって次々と転送されていく“レジスタンス”だった。

「ルシルさん!」

「!・・・邪魔をしないでもらおうか」

ほとんどの転送を終えたルシリオンは、背後に居るスバル達に振り返る。手に蒼い大鎌を生み出し、調子を確かめるように振り回した後、構えた。

『どうしようティアナ』

『やるしかないでしょ! ルシルさんにはどうやらムラがあるみたいだし、叩けるうちに叩いておく方が断然いい!』

スバルの念話にルシリオンの様子からそう決断したティアナがそう答える。その念話を聞いていたエリオも『それじゃあ戦うということで良いんですか』と確認を取る。ティアナは『ええ。リインフォースさんともユニゾン
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