暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep19再臨せし紅翼の剣騎士 〜Charlotte Freiheit〜
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私の愛称を知っているの? ううん、それより少し慣れ慣れしいわ。初対面の人間に対してそれは少し礼儀がなってないんじゃない?」

「っ!」

なのはの表情が一気に悲しみに染まる。それを見たヴィータがいち早くシャルロッテの目の前へと移動し、「っけんなよ!」胸倉を掴み引っ張り、彼女の体を無理やり屈ませる。そしてシャルロッテの鼻とくっ付きそうなほどに顔を近付けた。

「どういうことだよ、シャルロッテ!! まさかあたしらを憶えてねぇってか! あたしらはまだいい! だけど、だけどなのはを憶えてねぇのだけは許さねぇッ!!」

「止せヴィータ!」 『ヴィータちゃん!』 『姉御!』

激昂するヴィータを止めに入るシグナム。そしてリインとアギト。フェイトはなのはの肩を支え、スバル達はどうすればいいのか判らずに戸惑っている。レヴィは黙ってシャルロッテを見詰めているだけだ。

「何なんだよ・・・! セインテストは操られて記憶が無ぇ。おまえも、おまえは何で記憶が無ぇんだよ・・・!」

ヴィータがシグナムによってシャルロッテから引き離される。ヴィータは「忘れないって約束はどこ行ったんだよ・・・!」と悔しげに呟いた。シャルロッテは乱れた服を直し、ヴィータ達を余所に縦穴へと視線を移す。

「下級の幻想一属でも一筋縄ではいかないか」

そう呟いてから再びなのは達に視線を戻して「早く逃げなさい」と口にした。なのは達もまた身を乗り出して下へと視線を移すと、縦穴の底から幹部たちがこちらを見上げていた。

・―・―・―・―・―・

「あーくそ。やってくれたよ、エースオブエース様は」

フォヴニスの頭部の上でグラナードが片膝を付いていた。カルド隊は大してダメージが無かったのか平然と立っている。そしてユニゾンを解いたルシリオンは、シャルロッテの一撃にかなりのダメージを負ったのかリインフォースに支えられている。

「今の砲撃で障壁発生装置が破壊されたようだ。もうこの基地に価値が無い上使い物にならない、破棄することを提案する」

本部“エヘモニアの天柱”に居るディアマンテにそう通信を入れる。

『そうか・・・そこの基地の管理局にデータを取られるわけにはいかないな。こちらでデータを回収し、基地を管理局に利用されないように5分後、破壊する。お前たちは配置されていた部隊を回収した後に帰還しろ』

対するディアマンテはそう命令を下し、通信を切った。

「回収するには時間稼ぎが必要だ。カルド隊、頼めるか」

「ああ、問題ない。こちらから頼みたいくらいだ」

「ヴォルケンリッターとの戦闘は望むところ」

「しかし、乱入者とレヴィ・アルピーノは脅威だ。どうする?」

カルドとカルド・デレチョは時間稼ぎを快諾するが、カルド・イスキエルドはシャ
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