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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep18くろがねの戦鳥 〜AGUILAS〜
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エスコルピオン2のみ。しかしエスコルピオン2はすでに終わっていた。
≪残るは私1機のみ!?≫
リーダーの撃墜により戦術リンクシステムに一瞬のエラーが発生。そのエラー解除に用いた2秒。その2秒の間、2はロール機動を停止していた。その隙をもちろん見逃すはずもないなのはとフェイトは、同時に射撃魔法を2のエアインテークに撃ち込んでいた。
≪こんなことが・・・≫
エスコルピオン2はそう言い残し、爆散していった。
『こちらスターズ1。敵航空戦力を全機撃墜。これより地上捜索部隊と合流します』
・―・―・―・―・―・
地味な作戦で何十人という“レジスタンス”を昏倒させたスバルたち地上捜索部隊は、縦穴へと進入し下へ下へと降りて行った。
広大な底へと辿り着いた4人は、工場という名目の空軍アギラス・エスコルピオン隊の射出基地へと近付いていく。そこは天然の要塞のようだった。自然が生み出した絶壁の縦穴の底に建造された基地だ。
『誰も出てこない・・・。地上で昏倒させた連中で全員だったのかなぁ・・・?』
『そうかもね。だってここはほとんど自動運用されているみたいだし』
『幹部たちが居ないということはあまり重要な拠点じゃない、ということなんでしょうか?』
『それを調べるのよ。警戒を怠らないで。慎重に行くわよ』
『『『了解!』』』
ティアナの指揮の下、スバル達は基地内を調査しようとした時、基地の奥の洞窟から「おいおいおいおい」と声が漏れてきた。4人は構えを取り臨戦体勢に移る。
「礼儀を知らないようだな。人様の家に許可なく土足で入り込むとは」
その言葉と同時に洞窟から闇色の炎が噴き上がる。それを目にしたスバル達の心の内に絶望が広がっていく。闇色の炎。それは、シグナムとヴィータとセレスを撃墜したカルド隊の証だからだ。
ガシャガシャッと音を立てながら洞窟の奥から出てきたのは、漆黒の甲冑を身に纏ったカルド隊だった。甲冑の至るところに闇色の炎が燻り、手にする大剣も同様に闇色の炎が燻っている。
「よぉ、騎士エリオ。お前が居てくれてオレは嬉しいぜ」
「グラナード・・・!」
カルド隊だけでなく、巨大サソリ――黒鎧の毒精フォヴニスの頭部に立って腕を組んでいるグラナードも姿を現した。そして最後にもう1人。
「特務六課の魔導師を確認した」
髪色は蒼に近い銀、瞳の色は深紅。蒼銀の長髪は毛先に向かうほどふわりと左右に広がっている。背には三対の翼があり、右側が白翼で左側が蒼翼だった。
「ルシルさん・・・!」
ルシリオンとリインフォースのユニゾン形態“ゼーゲン・リッター”だ。今この場に、6人の“テスタメント”幹部が揃っていた。戦力的にも圧倒的に不利。それ以前に戦いにすらならない。
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