暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep18くろがねの戦鳥 〜AGUILAS〜
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告げる。もちろん諦めるつもりもない4人が必死に思考を巡らすも、なかなか良い手が思い浮かばない。そんなとき、なのははふと右手の中指に光る指環に視線を移した。お守りとしていつも持ち歩いている、親友シャルロッテのデバイス“トロイメライ”の指環。

「(力を貸して、シャルちゃん)トロイメライ!!」

なのはは“レイジングハート”を右手に持ち替え、左手に起動した“トロイメライ”を携える。今のなのははさながら騎士のようだ。左手に長刀を、右手に長槍を持つ騎士。フェイトとヴィータとシグナムは、久しぶりに起動している“トロイメライ”を見て無意識に笑みを浮かべていた。

「トロイメライ、ゼーゲフォルム!」

長刀からチェーンソーのような大剣へと変形した“トロイメライ”。なのはは向かって来ているエスコルピオン4にアクセルシューターを連射。フェイトもそれに続いてなのはに近付こうとするリーダーと2にプラズマバレットを連射する。シグナムとヴィータも、フェイトを援護するようにリーダーと2に攻撃を加え始めた。

「いっけぇぇぇぇぇぇぇッ!」

なのはは迫り来るエスコルピオン4のAMFに、唸りを上げる“トロイメライ”を全力で振り下ろした。カンッ!と短い金属音が響き、エスコルピオン4はなのはの後方へと抜けていった。

≪そんな・・・バka・・・na・・・≫

エスコルピオン4のキャノピーに納められているコアが粉々に吹き飛んだ。“トロイメライ”の一撃はAMFをものともせずに突破、エスコルピオン4のコアを破壊していたのだ。エスコルピオン4はしばらく飛行した後、木っ端微塵に爆散した。

≪やりましたねマスター≫

「うん。ありがとうシャルちゃん、トロイメライ。・・・さぁ次!」

なのははフェイト達と合流、残り2機の撃墜へと動く。

≪何たることだ。栄えある(アギラス)の名を冠する我らがこうも容易く撃墜されていくとは≫

≪エスコルピオン2からエスコルピオン・リーダー。地上部隊にも大きく損害が出ているようだ。このままではこの拠点が落とされてしまう≫

エスコルピオン隊のリーダーと2が4人に攻撃を続けながら、地上で行われている戦闘の状況からオーレリア基地の敗北を危惧する。

――フォトンスマッシャー――

≪しまっ――≫

エスコルピオン・リーダーが地上の戦況をデータリンクで確認したその一瞬、なのはの高速砲・フォトンスマッシャーが、リーダーの右のエアインテークを撃ち抜き爆発、AMFもろとも消し飛ばす。

≪まだだ! まだ終わらんよ!≫

それでもなお飛行するリーダーへのトドメとして、フェイトが砲撃プラズマ・スマッシャーを放った。AMFが無ければもう防御する術は無く、普通に直撃。エスコルピオン・リーダーも爆散、撃墜された。残り
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