暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep18くろがねの戦鳥 〜AGUILAS〜
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な≫

≪警戒しろ。単独戦闘は危険だ≫

≪各機、各個撃破へ作戦変更だ。確実に1人ずつ撃墜する≫

エスコルピオン3が撃墜されたことで警戒レベルを跳ね上げたエスコルピオン隊。そして攻撃対象を1人ずつとして戦闘行動を再開した。

「これならいける・・・!」

エスコルピオン3の撃墜成功に、この空戦は勝てると確信したなのは達。そんななのはとヴィータに再度砲撃を放つエスコルピオン・リーダーと2と4。そこに5が参加し、2対4となった。なのはの射撃・砲撃はAMFに弾かれ、ヴィータの一撃も空振る。苦戦を強いられている2人へフェイトとシグナムが応援に向かう。ここで4対4となり、戦況が安定する。

≪思っていた以上に厄介な奴らだ。全機、こうなれば帰還を考えるな。道連れにしてでも撃墜しろ≫

互いに決め手が打てないことに焦り始めたエスコルピオン・リーダーからの捨て身戦法の命令。エスコルピオン隊全機が≪了解≫と即答、機体に負担の掛かりそうな無茶な軌道も平気でするようになり始めた。

「ディバイン・・・・バスタァァァァーーーーッ!!」

ヘッドオンしたなのはが桜色の砲撃をエスコルピオン5へ撃つ。しかしエアインテークには入れることが出来ずにAMFに弾かれた。だが、なのははすれ違いざまにアクセルシューターを右のエアインテークにねじ込むことに成功し、エアインテークが爆発。機動がフラついた5へと、ヴィータがトドメのシュワルベフリーゲンを左のエアインテークに打ち込んだ。

≪やられた・・・!?≫

両エンジンが停止したことで推力を失ったエスコルピオン5は墜落し爆散した。エスコルピオン・リーダーが≪魔導師が我らの弱点に気付いていたとは≫と驚嘆の声を上げた。

≪おのれ・・・! よもや数コンタクトで知られようとは・・・!≫

エスコルピオン4が前面に展開した六角形魔法陣よりマシンガンの如く魔力弾を連射していく。4人は一斉に散開。なのはとフェイトとヴィータは迫るエスコルピオン4に魔力弾を撃ちこんでいく。

≪タネが判れば、貴様らの攻撃など!≫

しかし4は連続ロールすることによってエアインテークへの攻撃を弾く。4に続いてリーダーと2も一斉に攻勢へと移る。常にロール飛行を維持し、エアインテークへの攻撃を完全に無効化していた。味方への誤射をものともしない魔力弾の雨が4人を襲う。

『くそっ。どうすんだ!?』

ヴィータが全力で回避行動をとりながら誰とも言わずに怒鳴るように尋ねる。なのは達も手をこまねいている。バインドで動きを止めるか、とも考えたが一瞬で却下。AMFがある以上バインドを構成する魔力は掻き消される。

≪これで終わりのようだな魔導師、そして古の騎士。大人しく落とされろ≫

エスコルピオン・リーダーが諦めろと言外に
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