暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep16氷神 〜Ancient Empress〜
[1/8]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
「「ムーンライト・・・・ブレイカァァァァーーーーーーッッ!!!!」」

ヴィヴィオとレヴィ、2人分の全開魔力による特大集束砲撃。バインドで拘束されていたルシリオンはその砲撃の直撃を受けた。

集束砲撃魔法ムーンライト・ブレイカー。
集束技術を持つ者、砲撃を放てる者が2人と揃うと扱える集束砲撃魔法。
レヴィ独自の集束技術を用いた複数人(最大で3人まで参加できる)で完成させることが出来る術式。上下に展開された魔法陣が、術式発動に参加した魔導師の魔力を吸い上げ、自動で攻撃に転用する。
参加した魔導師の魔力が高ければ高いほど効果は高まり、最初の光の奔流の威力や噴出時間などが変動する。
その後、集束担当が頭上の上部魔法陣で魔力を集束させ、砲撃担当が魔力スフィアに魔力砲を撃ち込むことがトリガーとなり、魔力スフィアはトリガー砲を吸収した状態で撃ち出される。それが、ムーンライト・ブレイカーという集束砲の全容だ。

命名は、レヴィとルーテシアとティアナによる試し打ちの際、その見学者の1人であったなのは。集束担当だったレヴィのすみれ色の魔力スフィアが月に見え、砲撃担当だったティアナのオレンジ色の砲撃が――魔力スフィアを照らす太陽に見えたことからそう名付けられた。
ちなみに、レヴィとなのはとフェイトの3人で行った際、あまりに威力が高くなり過ぎて暴発・自滅したという伝説もある。

「「はぁはぁ、はぁはぁはぁ・・・!」」

先程まで熾烈を極めていた戦闘が行われていた広場に、ヴィヴィオとレヴィの息遣いのみがが響く。ボロボロになった地面に座り込んでいるレヴィとヴィヴィオは、ルシリオンが居るであろう場所へと視線を向けていた。粉塵が完全に晴れた広場のある場所に、意識を失っているルシリオンが倒れ伏していた。

「勝った・・・?」

「勝っちゃった・・・?」

レヴィとヴィヴィオが信じられないといった風に顔を見合わせ、互いの頬を抓る。2人は同時に「痛い」と言って、お互いが手を離し、抓られた自らの頬をさする。夢ではない。レヴィとヴィヴィオは一か八かの賭けに勝利し、見事ルシリオンを撃破することに成功したのだ。

「「勝てたんだ・・・!」」

2人は張り詰めていた緊張から解放され、疲労困憊ということもあって後ろ向きに倒れ込みそうになった。が、「ルールー!」とヴィヴィオがハッとして、フラフラになりながらもルーテシアの元へと駆け寄る。

「ま、待って、魔力がすっからかんで、上手く足が動かない」

レヴィもヴィヴィオに続こうとしたが、ヴィヴィオ以上に魔力も体力も消費しきっていることで両膝がガクガクと震えていた。

「レヴィはそこで休んでて。わたしがルールーをそっちに連れてくから!」

ヴィヴィオにそう言われたレヴィは「ごめん、お願い」とその場
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ