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天使舞う、この世界
NO.6 教会
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その場に俺は行く。

「・・・・・・私の可愛い下僕に言い寄るな。消し飛べ」

「ちょっと待ってくれるかしら?」

イッセー達は突然現れた俺に警戒する。

「そう警戒しなくていいわよ。あなたたちに危害を加える気はないわ」

そう言ったら、堕天使が少しだけ表情を明るくした。バカだな。俺はお前の味方とは一言も言ってないぞ。

「あなたは誰?名を名乗りなさい」

「生憎と名前を奪われているのよ。名乗りたくても名乗れないわ」

そう言いながら、俺は堕天使に近付く。ああ、思い出した。こいつの名前、レンフィルだったっけ?

「私がやりたいことは一つだけなの。悪いけど邪魔しないでくれるかしら?」

そう言いながら『滅光剣(クラウソラス)』を右手に作り出す。
その光景をみてより一層警戒を強める。まあ、無理もないか。
堕天使は希望に満ちた表情を浮かべる。仲間だと思っているのだろう。

「レンフィルさん」

堕天使の名を呼んだ。レンフィルは表情を歪めた。

「勝手に私の名を名乗るな!」

斬ッ。

剣を心臓に突き立てる。

「き、貴様ッ!」

俺は悲鳴を上げる堕天使にもう一本剣を作り出し、その体を斬り裂いた。堕天使は塵となって消滅した。

「さて、これで名乗れるわね。私はレイナーレよ」

そう言って俺は手を上に上げて、無抵抗の意思を示す。

「あなたは天使?」

「ええ、天使ね。でも、先程もいった通り危害を加える気はないわ」

「あなたは何が目的でここに来たの?」

「先程の堕天使、本名はレンフィルさん。あの堕天使が私の名を勝手に名乗っているって聞いたから、殺しにきたまでよ」

「わざわざ殺すの?」

「生かしてもあなた方が殺すでしょう?リアス・グレモリーとその眷属さん」

嫌みを言ってきた仕返しともいえる。復讐ではない。

「さて、私は帰りたいのだけれど・・・・・・ッッ!!」

そう言った時、アーシアから紫色の力の波動が吹き出した



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