NO.6 教会
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の時のことをいう。
イッセーにとっての初めてのデートは、堕天使にとってはただの遊び。
そんなだから堕ちるんだろ。
イッセーの怒りは、既に限界を超えていた。
「レイナーレェェェェェェェッッ!!」
「アハハハハ!腐ったクソガキが私の素晴らしい名前を勝手に呼ぶんじゃないわよ!」
・・・・・・あいつ、何勝手に人の、じゃなくて天使の名前を名乗ってるんだよ。ふざけんな!
神が与えた名だが、勝手に名を奪われるのは我慢ならん。
「(ねえ、あの堕天使、あなたの名前を名乗ってるわよ?)」
知ってるよ黒歌。俺だって怒ってるんだ。
神に名付けられた名前を奪って楽しいのか?それで自分が至高の存在に、特別な存在になったと思っているのか?
「(レイナーレ、イッセー達、こっち来る)」
そうか、一本道だから、邪魔にならないように上に上がろう。
急いで地上に向かって階段を上る。
そこで俺は一つ思い出した。
ディオドラだ。ディオドラはここであの堕天使を殺してアーシアに駒を与える予定だったんだ。だから、邪魔してやろうと思う。
「(オーフィス、ディオドラ・アスタロトって知ってる?)」
「(知らない)」
まあ、それは仕方ないか。オーフィスが直接蛇を渡したわけじゃないし。
「(なら、この町の中で駒王学園にいた魔王の妹並の魔力を持つ悪魔はどこかにいる?)」
「(それなら、あっちとそっちに)」
二人いるのか。片方はソーナか?
「(じゃあ、男性か女性かわかる)」
「(それなら、あっち)」
オーフィスはとある方向を指した。オーフィスの感知範囲はとんでもなく広い。
「(オーフィス、黒歌、私はその男性悪魔の邪魔をするから、ここは頼むわ)」
「(ん。わかった)」
「(わかったにゃ)」
「(オーフィス、黒歌が暴走しないように押さえてね?)」
それが心配だ。さて、俺は教会を出て、少し伸びをする。そして、自分が持っている『形を成した奇跡』の名を呼ぶ。
「『絶滅天使』」
霊装は顕現しない。俺は夜空へと翼を広げた。
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暗闇に包まれた空を『天翼』を使って高速で飛ぶ。あ、勿論認識阻害とかをかけて一般人には見えないようにしている。目立つんだよな、俺の『天使』。顔とかも隠して、正体をわからなくしてある。
かれこれ三分飛んでいる。と、その時、前方から悪魔の気配が感じられた。
とりあえず、ここで倒すか?イッセーに譲った方がいいかな?
イッセーに譲るか。
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