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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep14束の間の再会 〜Father and Daughter〜
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驚嘆した。
「や〜っとつ・か・ま・え・た♪っと」
陽気な声を出して広場の入り口から入ってきたのはレヴィ。今彼女が身に纏うのは、私服である白のロングワンピースとクロークではなく防護服だった。
紺色の長髪を普段のサイドアップではなく、花飾りでポニーテールにしている。左右と後ろのスリットが足の付け根まである立て襟の蒼いロングコート。そのコートの前を胸部と胸下だけのベルトで留めているため、歩く度にコートが靡き、彼女の細いウエストが露わになる。膝が少し隠れる長さの黒のハーフパンツに黒の編上げブーツ。
両手には、ルーテシア特製の白のグローブ型ブーストデバイス“アストライア”がはめられている。ルーテシアのブーストデバイス“アスクレピオス”の姉妹機として作られた為に、デザインは全く同じとなっていた。
これこそレヴィ専用の中遠距離戦闘用の防護服“モード・バスター”だ。
「・・・ルシリオン、ちょっとだけ話をしようか『ヴィヴィオ、ルーテシア。捕縛成功。来て』」
レヴィは腕を組みポニーテールを揺らしながら、ルシリオンへと歩み寄っていく。
・―・―・―・―・―・
レヴィがルシリオンを捕縛する数分前。レヴィはヴィヴィオとルーテシアに別行動を提案していた。渋る2人だったが、レヴィは尾行していることがルシリオンに悟られている可能性があると告げた。その原因が、ヴィヴィオが無意識に放つルシリオンと話をしたいという念だと教える。
「あ・・・ごめん、レヴィ。わたし・・・」
落ち込むヴィヴィオを、彼女のデバイス“セイクリッド・ハート”、愛称クリスがポンポンと頭を撫でる。ルーテシアもも一緒に優しくヴィヴィオの頭を撫で、「まぁ仕方ないよ」と言って苦笑する。
「まずはわたしだけで尾行を続行。ルシリオンをバインドで捕まえる。捕縛に成功したら念話で連絡するから、それから来て」
「うん。お願いレヴィ」
「気を付けて、レヴィ」
「うん。そうと決まれば、2人は少し離れて・・・うん、30mくらいかな。その距離を保ってわたしに付いて来て」
「判った」「了解」
ヴィヴィオとルーテシアが頷いたのを確認したレヴィは胸元に手を入れ、そこからすみれ色の六角柱クリスタルの付いたネックレスを取り出す。彼女のデバイス“アストライア”の待機形態だ。レヴィは「セットアップ、モード・バスター」と告げ、防護服へと変身し終える。
「ヴィヴィオに悲しい顔させた罪は重いよ、ルシリオン」
柔らかな瞳を鋭く細め、レヴィはルシリオンの尾行を再開した。尾行する間、意識を可能な限り尾行対象のルシリオンから外す。下手に意識すれば尾行を再開したことがバレてしまうからだ。
(それにしてもアレがルシリオン?)
レヴィは誰ひとりとして居ない路地裏を静かに歩
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