暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep14束の間の再会 〜Father and Daughter〜
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体から伝わる衝撃が人を殴った時のそれとは違うことに気付いた。それが何なのか?と問われればレヴィは「さぁ?」と返すしかないが、ルシリオンに関する重要な情報の1つであることは間違いなかった。

・―・―・―・―・―・

倒れ伏すルシリオンの頭の中に女性の声が届く。その声の主はハーデだった。

延命処置(リミッター)レベル1を停止(リリース)。レヴィ・アルピーノを撃墜してください】

【それはいけませんマスター。それではあなたの延命処置レベルが低下してしまいます】

【大丈夫ですよ。延命処置(リミッター)のレベル1だけですから致命的なものではありません。それよりレヴィは今後かなりの脅威になる可能性があります。今の内に潰しておく方が良いと思うのです】

【くっ・・・。それが命令ならば。マスター、私の魔力と能力、少しの間だけ返していただきます】

ルシリオンの弱体化の真実、。その1つがハーデの延命処置ということだった。彼は自分の魔力や能力の約8割をハーデの延命処置に回していたのだ。ハーデに流していた魔力の何割かをカット、自分に戻す。
ルシリオンから漏れる魔力に気付いたレヴィがヴィヴィオとルーテシアを脇に抱えて距離を取った。ゆっくりと立ち上がるルシリオンを見て、レヴィは「歪みが少し小さくなった」と呟いた。

「レヴィ・アルピーノを最大気危険因子と断定。この場で最優先に撃墜する」

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