暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者
第一章 ジュエルシードを巡って 〜海鳴 P・T事件〜
最終話 決着 そして航海者はカケラを渡る
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アは顔をきつくした。拳を握り締め、今にも爪が手に食い込みそうだった

「でも、そのおかげであの子はなのは達に出会えた、どうなんだろうな」

俺は思った。この出来事があった方が良かったのか、なかった方が良かったのは

考えても仕方のないことだ、それは本人が決める。それよりも

「でもな、だからあんたが死後ずっと其れに囚われる意味はない。あの子の未来はあの子が決め、それがどうなのかはあの子が判断する」

「でも、私は!」

「誰にだって幸せになる権利はある。あんた、アリシア産んでから幸せだったか?」

「....」

「これはあなたが起こした奇跡だ」

俺はアリシアの魂をゲーム盤の中に入れた

すると、プレシアは驚いた顔をして、次に涙を流した

「アリシア...どうして...」

「貴方の思いが..届いたんだよ」

「お母さん...!」

アリシアはプレシアの方に走っていき、プレシアはそれを抱きとめた

もう、俺は要らないな

そう感じ、ここから出ようとする

「待って」

プレシアに止められる

「ありがとう...そういえば、貴方の名前は?」

そういえば、名乗ってなかったな

今回はこっちの名前かな

「幻想の魔術師 ソウエンだ。たとえこれが幻想(ユメ)だとしても、貴方が報われるなら、よかった」

それだけ名乗り、ゲーム番から出て行く

もし、彼女たちがもういいと思えば魂は輪廻の輪に戻る

これで、少しは報われたのかな


そして、俺の意識は元の場所に戻る

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なのはも来て全員が脱出しようとした時事態は悪化した。

「なんだと!?」

「どうしたクロノ!」

クロノがいきなり叫びだす。クロノとエイミィの通信は俺には聞こえてないのだ

「まずい、ジュエルシードが暴走を再開した。このままだと、次元断層が起こる...」

皆が一斉に驚く。見ればジュエルシードは青色から赤色になっていた

「それじゃぁ、地球は...どうなるの?」

「消えてしまう...」

なのはの質問にクロノが歯ぎしりしながら答える

俺は、選択をした。迷いなく、皆が助かる方法を

「クロノ、俺以外の全員を転送しろ」

「なんだと!?」

皆が俺を見る

「安心しろ、確実に成功する。絶対に止めて見せるさ」

「でも、蒼炎君はどうするの?」

「私達に手伝えることがあるなら...」

皆が心配してくれている。だが、時間がなかった

「すまん、俺にしかできないんだ。絶対にもどるから」

俺はみんなを見る。なのは達はまだ納得していなかったが、時間が惜しかったので


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