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41須郷再び
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もんだ。この辺は細道が多くて車でいくと逆に時間がかかる。ある程度走って十字路に来たとき俺は人と衝突した。
「風林火山のクライン!?」
俺と衝突した女性は俺の顔を見た瞬間驚く。にしても誰だ?俺の事を知ってるってことはSAO プレイヤーだと思うんだけどなぁ。ALO は顔違うし………。俺の知り合いの女性ってアスナとリュウヤ……あ、いやこいつは男だ。
「えーと誰だ?おめぇ?」
「元笑う棺桶の一人アンナよそれよりあなた時間ある?」
「笑う棺桶だと?!テメェ今度はなに考えてんだ!?」
「私は笑う棺桶を辞めたわそれよりリュウヤが危ないの!」
俺は走りながらアンナの目的について聞く。少し前にある男が笑う棺桶にリュウヤとキリトを殺すのを手伝うと言ってきた。全員全く知らない男だったがその復讐心の高さから仲間に加えたらしい。そしてその男がリュウヤの家にいるらしい。
しばらく走り和人の家に着く。すると隣の家から一人の人がでてきた。あれは………
「直葉ちゃん!?」
和人の妹の直葉ちゃんだ。その顔は真っ青で服の一部には血がついていて後ろ手で縛られている。
「クラインさん!!助けてください!!リュウヤが………リュウヤが!!」
「アンナ直葉ちゃんを頼む!」
俺は直葉ちゃんが出てきた家にはいる。玄関に丁度竹刀があったのでそれを手にしてリビングに入る。そこにはリュウヤが倒れておりその目の前には一人の男がいた。
「テメェ!ぶっ倒す!!」
俺は怒りのままにその男に殴りかかる。しかし相手が持っているのは拳銃。相手が引き金を引く瞬間突然後ろで発砲音がした。そしてその男は拳銃手放した。後ろを振り返るとアンナが銃を構えていた。俺はスグにその男に足払いをかけ上に乗る。リュウヤがよくやる手だけど俺がやるのは始めてだ。そして相手を押さえつけた。それを見届けるとアンナは廊下で誰かを手招きした。すると直葉ちゃんが入ってきてリュウヤに抱き付いた。
「リュウヤ!!お願い死なないで!!」
「無駄だよ奇跡でも起こらない限りその桐ヶ谷リュウヤ君は死ぬよ」
男が突然に口を開く。殴ってやろうかと思った瞬間こいつのいったことに少し違和感を感じる。桐ヶ谷リュウヤ?こいつのリアルネームは月城リュウヘイのはずだろ?
「桐ヶ谷………リュウヤ………?」
「?!クライン!!早くそいつを黙らせて!!」
俺はこいつを殴り黙らせようとするでも全く黙る気配はない。
「月城リュウヘイってのは偽名さそいつの本名は桐ヶ谷リュウヤ……桐ヶ谷和人の兄さ!!」
「リュウヤとお兄ちゃんが兄弟……じゃあ私とリュウヤは……そんなの嘘だ……嘘だ!!」
警察と救急車か来るまでの間この部屋に直葉ちゃんの鳴き声が響き続けた。
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