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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep13テスタメント考察〜Interval 1〜
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“4番艦”が3隊を回収し終えて上昇していく。それを黙って見ているしかない“ヴォルフラム”のブリッジに居るはやてを始めとした隊員たち。
『こちら管理局所属艦ベルキューズ、オースティン・ウェストミンスター提督。特務六課ヴォルフラム、我々もテスタメント逮捕に協力する』
『同じく管理局所属艦ヴェンジャンス艦長アストン・マーティン提督だ。我々にも手伝わせてくれ』
『ヴィクトリア艦長ベルニレッタ・フェラーリ提督です。私たちも協力します』
『ヴィンセント艦長カールトン・ボクスホール提督だ。我々も助力しよう』
“ヴォルフラム”のブリッジに流れる、同じ管理局に所属する艦の提督たちの声。はやて達の表情が悔しげなものから勝利を確信した表情へと変わった。リインがはやてに向かって、「やったですね!」と微笑みかける。アギトも「よっしゃぁ!」とガッツポーズをとった。
「こちらヴォルフラム、八神はやて二佐です。ご協力感謝します」
立ち上がりモニターに映る4人の提督に頭を下げるはやて。4人の提督は頷き、通信を切った。
「アレだけのXV級艦に包囲されて、テスタメントもスキーズブラズニルも下手に動けんへんやろ」
はやては艦長席に体重を預けて、上昇を止めた“4番艦”を見上げた。
・―・―・―・―・―・
「おいおいおい、なんてこった。XV級じゃねぇか」
グラナードが上空から現れた管理局所属艦4隻を見て、少し焦りを含んでいるがそれでも楽しそうな声を出す。今ブリッジに居るのはグラナードただ1人。甲板に降り立ったと同時に意識を失い倒れたトパーシオの様子を見るために、クイントとティーダは居住区だ。イスキエルドも機嫌が悪く、帰艦したと同時にすぐさま居住区へと引っこんでいった。そして3隊もまた居住区に居るため、彼らは“4番艦”に起こっている緊急事態を知らない。
「あー、しゃあねぇな。フォヴニス武装を使って――」
『ん、グラナードだけか? ・・・まあいい、ディアマンテだ』
グラナードが最大戦力を使うために甲板へと上がろうとしたその時、彼ら“テスタメント”の本拠地に居るディアマンテから通信が入った。
「お? 悪いがディアマンテ、今立て込んでいてさ、話なら手短に頼むぜ」
『そちらの状況はこちらでも十分捉えている。こちらに任せておけ』
「あ、おい!・・・任せておけって・・・? まさか・・・ついにアレが完成したか!?」
一方的に通信を切ったディアマンテの自信に満ちた声を聞き、グラナードはその自信の正体を察し驚愕の声を上げた。
・―・―・―・―・―・
睨み合いを続ける4隻の管理局艦と“4番艦”。本当に“テスタメント”は降参するつもりなのか一切の動きを見せようとしない。
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