暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep13テスタメント考察〜Interval 1〜
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の見るモニターに視線を移した。はやての目が見開かれる。映し出されているのは顔を青くし、気絶しているのかぐったりとしてフェイトに支えられているなのは。その彼女の両肩に突き刺さる螺旋を描く氷の杭。

『こちらシャマル医務官です! 重傷者1名です! 医療班は治療準備!』

地上のシャマルから通信が入る。それと同時に、「司令! トパーシオ(あいつ)が来た!」今度はアギトが叫ぶ。別モニターには、メノリア武装を解いたトパーシオの姿があった。しかし少し様子がおかしい。フラついていて、危なっかしい飛行だ。今なら勝てるかもしれないと思う。しかしはやては決意する。

「スキーズブラズニルへの攻撃中止! スターズ1、ライトニング1、シャマル医務官を緊急収容! 他の幹部たちの逮捕に動いとる降下部隊の様子は!?」

オペレーターが強く頷き、地上の様子を複数のモニターに映し出す。その光景を見て、はやてを始めとした隊員たちは絶句した。スバルとティアナのスターズ分隊、エリオとキャロのライトニング分隊が力無く倒れ伏しているからだ。

「こんなことって・・・。っく、急いで降下部隊を収容!」

はやては指示を飛ばした後、小さく「負けた」と悔しげに呟いて、拳を強く握りしめた。

・―・―・―・―・―・

(ヴォルフラムが攻撃を中止した・・・?)

トパーシオはメノリア武装の反動の所為で意識を失いそうになるも、何とか意識を繋ぎとめながら飛行している。その彼女の視界に入る“ヴォルフラム”が、“4番艦”への攻撃を中断したことに彼女は眉を顰めた。“ヴォルフラム”がそのまま“4番艦”から離れていく。

『トパーシオ、私たちの負けや。そやから、そっちの幹部たちの戦闘行動を中止してほしい』

はやてから音声のみの通信が入る。

「八神二佐、勇気ある決断に感謝します。【テスタメント各幹部、任務完了。帰艦してください】」

トパーシオははやてにそう返し、幹部たちに“スキーズブラズニル四番艦”へ帰艦するように指示を出す。
気を失い動かなくなったエリオ達を、フォヴニス頭部から見下ろすグラナード。

【テスタメント各幹部、任務完了。帰艦してください】

「【・・・グラナード了解】騎士エリオ・モンディアル。・・・オレは、お前に決めた。来い、お前のその雷光の槍でオレを貫き、そしてオレの未練を晴らしてくれ」

グラナードは倒れ伏すエリオにそう告げ、その姿を消した。

「スバル、私を乗り越えてみせなさい」

クイントは気を失い倒れているスバルの前髪をそっと撫で、その姿を消した。

「・・・ティアナ。僕は本気だ。テスタメントとして、管理局と戦う」

倒れ伏すティアナへと歩み寄りそう告げてからティーダも、クイントに遅れてその姿を消した。

・―・
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