暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep13テスタメント考察〜Interval 1〜
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を告げた。

「突然で悪ぃんだが八神よ、もし本当にクイントだとしたら、クイントを逮捕した後、俺のところに連れてきてくれねぇか」

・―・―・―・―・―・

本局に一晩泊まったナカジマ家とヴィヴィオ、それにルーテシアとレヴィがミッドチルダに帰ってきた。

「本当に送っていかなくていいのかヴィヴィオ」

「うん、ルールーとレヴィが一緒だから大丈夫」

「どんな悪漢が来ようとも、私たちが護ってみせる!」

「うん! ヴィヴィオをバッチリ護るよ♪」

今日はカルナージに帰らずに高町家へ泊まることにしたルーテシアとレヴィが、北部の高町家まで送るというノーヴェの提案を断りヴィヴィオの期待に応えるように自信満々にそう宣言する。ノーヴェは「まぁお嬢たちが居ればどんな奴でも逃げるか。ヴィヴィオも強いしな」と苦笑。そしてノーヴェは姉妹に、ヴィヴィオをしっかり家まで護衛するように頼んだ。

「ルーお嬢、レヴィお嬢、もし変な奴が出てきたらフルボッコっスよ!」

ウェンディがシャドーボクシングのように拳をリズムよく突き出す。

「過剰防衛で捕まったらシャレにならないんだけど?」

ディエチが呆れた表情で、ウェンディの頭をコツンとゲンコツ1発。

「そのところは気を付けるから大丈夫だって」

「それに忘れてない? 私もレヴィも、管理局の嘱託魔導師だってこと♪」

「変人と遭遇することがすでに確定になってきてないか?」

姉妹は力加減するから問題なし、と言いたげに胸を逸らした。そんな馬鹿なことを言っている妹と姉妹に対して冷静にツッコむノーヴェ。

「それじゃレールウェイの時間が近いから行くね」

ヴィヴィオはナカジマ家の面々に大きく手を振って別れを告げる。姉妹もそれに続いて手を振って、同じように手を振るナカジマ姉妹に別れを告げた。
そうしてヴィヴィオと姉妹は快速レールウェイを乗り継ぎ、高町家のあるミッドチルダ北部の市街地に着いた。

「あ、ごめん。少し書店に寄ってもいい?」

ステーションから出てすぐに、ルーテシアは道路の向かい側に建つ大型書店を指差す。ヴィヴィオは「うん♪」と快諾して、レヴィは「何か気になる本でもあるの?」と尋ねた。

「ん? 新刊をちょっとね〜」

ルーテシアは顔を綻ばせながら、書店のある向かい側の歩道をふと端から端まで見た。ヴィヴィオとレヴィがルーテシアの隣で書店を見ていると、レヴィの放つ雰囲気がガラリと変わったのを感じた。どうしたのかと思い、ヴィヴィオとルーテシアはレヴィの横顔を見上げる。レヴィはある場所を一心に見つめ、そこから一切視線を外そうとしない。

「レヴィ・・・?」

「何かあるの?」

「ルーテシア、ヴィヴィオ。あそこ」

レヴィが指を差した方へと
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