暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep12戦天凍らすは涙こぼす天使〜Ghost of Princess〜
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ばそれで終わる。はやてはそう考えた。移動手段である艦を撃沈すれば逃げれないだろうと。幹部たちは転移能力を持っているが、“レジスタンス”はそうはいかないからだ。

「スキーズブラズニル4番艦を、レジスタンスと合流するまでに撃沈するよ! スターズ1とライトニング1! ごめんやけど少しの間、その子を足止めしてくれやんか!?」

『スターズ1了解!』

『ライトニング1了解!』

はやてはノイズで上手く伝わらないと思いながらも指示を出したが、どういうわけかジャミングは無くなっており、なのはとフェイトからきちんと返答を貰った。
なのはとフェイトが、ヴェールの向こう側で涙を流すメノリアを背に従えたトパーシオと対峙する。トパーシオは、なのはとフェイトの姿をジッと見つめたあと、その小さな口を開いた。

「エースオブエース・高町なのはと、執務官フェイト・T・ハラオウン。大人しくしていてください。わたし達の帰還を邪魔さえしなければ、こうして無駄に戦うことは無いんです」

自分たちを見逃すように言うトパーシオだったが、なのはとフェイトは管理局員として、“テスタメント”を逮捕するために編成された“特務六課”の一員として、それには頷けなかった。

「あなた、名前は・・・?」

「??・・・トパーシオ。テスタメント・ナンバー3、トパーシオ」

少し怪訝な表情を見せたトパーシオだったが、名乗りも必要かな?と考え、組織内での序列とコードネームであるトパーシオを口にした。

「トパーシオ。あなた達の目的は何? 管理局に何か不満があるの?」

「ディアマンテの声明通り。このままじゃ管理局はダメな組織になる。わたしや、他の幹部たちのような犠牲者はもう出させない。それに以前に管理局には闇がある。わたし達は、その闇を晴らす、それだけ・・・!」

「犠牲者・・・?」

“ヴォルフラム”が“4番艦”へと向かうのを見たトパーシオは、なのはとフェイトが時間稼ぎのために残ったのだと判断。そう簡単に撃沈されることもないと思いながらも、トパーシオはなのはとフェイトを撃墜して、“4番艦”の操舵に戻ろうと考えた。

「わたしに対しての妨害行動として、あなた達を撃墜します。メノリア」

――吹き抜ける氷界の北風――

なのはとフェイトに向け放たれる蒼い衝撃波。2人はその衝撃波が“ヴォルフラム”のシールドを突破したのを見ているため、防御ではなく回避を選択する。

「(仕方ない。どこまでいけるか判らないけど・・・)いくよ、フェイトちゃん」

「うん、なのは。(やれるところまでやってみせる)」

≪Photon Smasher≫

先手はなのは。“レイジングハート“から放たれる桜色の高速砲。構えから発射までの速さに、トパーシオは防御か回避、どち
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