暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic12 進化!ディザード、アームズチェンジ!!
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法を使う。

「魔法を使います、後退して下さい!」
「「了解!!」」
『むうぅ、くそっ!!』

魔法発動と同時に丹沢の右手に直径20cmの光弾が錬成され、チェーンソーベクター目がけてスナップを効かせ投げつけた。
そして二人の隊員が下がったのと入れ替わりに飛んできた魔法の光弾が弧を描いて襲いかかり、チェーンソーベクターに命中する!

『グッドチョイス!スプレッドボム!…レディゴー!!』
『な…ぐわあぁぁぁぁぁ!!?』

スプレッドボムは狙い誤りなく全弾命中。
さすがのチェーンソーベクターも対魔法スーツの限界を超えたダメージに耐えきれずマスター回路が爆発、機能停止して大地に倒れた。
だが、丹沢も無事ではなかった。実は先程の空中急降下の際、一見して回避したと思われていたが…実際は左肩をかすめており、そこから血を流していたのである。

「あっ、室長!肩から血が!」
「むぅ…回避したと思っていましたが、あの敵もなかなかやりますね。」

やっと勝てました…丹沢は勝利の余韻に浸る事なく、深呼吸して息を整えると隊員達と共にベースキャンプを守るべくテントへと引き返していった。
当然丹沢自身もベースキャンプ到着後すぐに肩の治療を開始、数分で完了して復帰したのは言うまでもない。



かたや片桐の方はどうかと見れば…すでにベクターノイドを一体撃破していた。
しかも、両手がドリルのいかにも最強(つよ)そうなドリルベクターを…バックドロップで。しかも、アームズに変身すらせず、生身で。

(この人間…本当に魔導士か?いや、それ以前に人間なのか!!?)

残った二体のベクターノイド…背部に翼を持ち腕部にマシンガンを装備したジェットベクターと、胸部にバーナーを内蔵しナイフを右腕に装備したバーナーベクターは、青ざめながら互いの顔を見合っていた。
片桐は二人のベクターノイドに手招きをして「かかってこいや!」とばかりに挑発を繰り返しており、やる気満々である。
ジェットベクターは一応戦闘ポーズを取り片桐がかかってきてもいい様にはしているものの、正直なところ…腰が完全に引いていた。
バーナーベクターも構えてはいるが、やはりやる気が完全に失せていて、やはり心もとない。

一体、片桐とドリルベクターとの間に何があったのか?
それはほんの数分前…片桐とドリルベクター達が互いににらみを利かせながら距離を取っていた時である。
俺が先手を取るとばかりにドリルベクターが動き、左のドリルで攻撃を開始したのだ。
ジェットベクターは『うかつに手を出すな!』と声をかけたが、手柄を横取りされると思っていたドリルベクターは聞く耳を持たずに突撃
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