暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep11絆の魔法〜The Reviving bonds〜
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【――ということで、エルジア紛争を特務六課と協力して鎮圧することになったの】
“4番艦”のトパーシオからの念話を受けているグラナード。彼は手信号でラギオンや部隊に指示を出しながら、その通信内容に呆れた表情で応える。
【こっちはオルキヌス・オルカのアホ共をボコボコにし終わって、最後の任務を遂行するだけなんだけどよ・・・】
“オルキヌス・オルカ”の構成員の数人が、グラナード隊の隊員たちによって連行されている。中にはラギオンの異様な姿と強さに呆然自失となって引き摺られている者もいる。そんなグラナードの率いるグラナード隊に捕まっている仲間――オルキヌス・オルカの構成員と知らない――を解放しようとする魔導師たちが、彼らグラナード隊に襲いかかってきた。
「【今さら来られても、そいつらとバトルする以外にねえだろうよ】あーくそっ! 騙されて無様に踊ってるお前らを、心優しいオレ達がどうにかしようとしてやってんだから邪魔すんな・・・!」
グラナード隊上空に、爆炎に照らされて黄金に輝くラギオンが現れる。中央部から白の砲撃が放たれ、グラナード隊の行く手を塞ぐ敵魔導師隊を一蹴した。しかし敵魔導師隊がさらに集まり、グラナード隊へと魔法攻撃を放っていく。今回出撃した“レジスタンス”は魔法への防御策を一応有してはいるが、所詮は気休め程度だ。
「しまっ・・・!」
グラナードは急いでラギオンを盾にしてグラナード隊を護る。だが敵魔導師隊の攻撃は緩まることを知らない。宙に留まっているラギオンに砲火が集中していく。その間に離脱を試みるグラナード隊だったが、それを許さない敵魔導師隊と、眠りから覚めた一般兵たち。
『グラナード13からグラナード・リーダーへ! 援護をお願いします!』
無線からグラナードの耳へと入る部下たちからの救援要請。グラナードは軽く舌打ちし、ラギオン1体では限界があると判断した。
(くそっ、殺さないようにするんじゃラギオンだけじゃ足んねぇか・・・。どうする? フォヴニスを出すか? それとも最大戦力を使かって一掃するか・・・?)
グラナードは逡巡した末、ラギオン以上の戦力フォヴニスを召喚しようとしたとき、「サンダー・・・・レイジ!!」上空から槍を携えた少年が落下してきて、雷撃を纏った槍を地面に突き立てた。それと同時に地面を奔る雷光が複数の敵魔導師を襲い、瞬く間に気絶させていく。
「おーおー、早速来やがったな特務六課・・・。それにしても電撃魔法で連中を一斉に昏倒か。やるじゃねぇか」
「テスタメント幹部のグラナード、ですね。特務六課のエリオ・モンディアルです」
「同じくキャロ・ル・ルシエと飛竜フリードリヒ」
紛争地域の一画で、グラナードと、特務六課の騎士エリオと竜召喚士キャロが邂逅した。ライフルをエ
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