暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep11絆の魔法〜The Reviving bonds〜
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時間差射撃を放っていく。
アマティスタは前方に右手を翳してベルカ魔法陣のシールドを展開。回避ではなく防御を取りつつこちらへと突撃してくるスバルへと疾駆する。それと同時に魔力弾とシールドが衝突し爆発を起こす。スバルは煙幕の中から疾駆してきたアマティスタと向かい合う形となった。

「おおおおおおおおおおおおおッ!!」

――リボルバーキャノン――

ナックルスピナーが唸りを上げ衝撃波を発生させる。その衝撃波を纏った“リボルバーナックル”がアマティスタのシールドへと叩きつけられ、彼女のシールドを一瞬で粉砕した。
スバルは迷いながらもそのままの勢いで本体、アマティスタを打とうとしたが、アマティスタは跳躍し、スバルの右腕を両手で捕えた。スバルの右腕を支えにして逆立ちしたアマティスタは身体を捻り、スバルの顔右側面へと両膝による膝蹴りを叩きこんだ。

「っぐ・・・!」

アクロバットな攻撃に意表を突かれ、直撃を受けてしまったスバルは吹き飛ばされた。しかし体勢を立て直しウイングロードへと着地。再度アマティスタへと突撃する。アマティスタは真っ向から迎え撃つためにウイングロード上へと跳躍、スバルへと疾駆する。
彼女のパートナー・アグアマリナは、ウイングロード上を疾走するスバルへと白銃を向ける。それを黙って見過ごすわけもないティアナは「シュート!」トリガーを引いた。

≪Shoot Barret≫

圧縮魔力を弾丸状に形成し、加速して撃ち出す射撃魔法を2挺の“クロスミラージュ”から放つ。それに気付いたアグアマリナは白銃をティアナへと向け、同じ射撃魔法でそれを相殺。

「なるほど。確かに射撃魔法の正確性が上がった。だけど、まだ足りない」

アグアマリナはティアナへと近接戦を挑むために、白銃から黄色の魔力弾を連射しながら接近を開始。ティアナも同様に相殺しようかと逡巡したが、精密射撃の練度で負けているために断念、回避と防御を選択した。
回避できるものは回避し、出来ないものはシールドを張って防ぐ。回避・防御をしながらも魔力弾を放っていくティアナだが全弾が外れ、アグアマリナの後方へと流れていく。そうしている間に2人の距離は縮まり、黒銃に取りつけられた黄色の魔力刃を付加した刃が、ティアナへと迫る。

≪Dagger Mode≫

直前、2挺の“クロスミラージュ”に魔力刃が形成され、黒銃の刃を受け止める。ティアナの表情が苦痛に歪む。相手は片腕での一撃に対しこちらは両腕での防御。それにも関わらずアグアマリナの一撃が想像以上に重かったせいで、ティアナの“クロスミラージュ”を持つ両手に強烈な衝撃が奔ったのだ。

「づっ・・・!」

次第に後退させられつつあるティアナの視界に、アマティスタと格闘戦をしているスバルへ白銃を向けている様子が映った
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