暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep11絆の魔法〜The Reviving bonds〜
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リオ達に向けるグラナード隊に、グラナードは左手を上げ「やめろ。コイツらには今手出しするな」と制止の声を掛け、目的を果たすように無言で告げる。もちろんそれを黙って見ている敵魔導師隊ではなく、ストレージデバイスを向けてくる。

「紛争鎮圧までは協力します。その後はあなたを逮捕しますからそのつもりで」

「・・・ハハ、言うじゃねぇか。ラギオン、道を作れ」

号令と同時にラギオンから放たれる白の砲撃。直撃ではなく生まれた衝撃波で、尚も立っている敵魔導師隊を吹き飛ばしていく。

「おい、グラナード隊はそのアホ共を連れて例の任務を遂行! オレとこのガキどもでこいつらを押さえる」

「了解です!」

「それでいいよな、特務六課?」

グラナード隊の道を作るためにラギオンへと砲撃を撃たせる合図を送るグラナード。キャロはフリードリヒの上からエリオへと視線を移す。

「いいですよ。・・・ストラーダ!」

≪Explosion≫

エリオは短く答え、構えた“ストラーダ”にカートリッジのロードを命じた。グラナードはその姿に笑みを浮かべ、「だったらに付いて来い!」と言い放ち、エリオとラギオンと共に敵魔導師隊を墜としに向かった。

・―・―・―・―・―・

「降下部隊、テスタメントと合流完了。紛争鎮圧、救助は順調に進んでいます」

モニターには、なのはとフェイトがカルド・イスキエルドと合流して、“オルキヌス・オルカ”の魔導師隊や兵器との戦闘が映し出される。その他にもエリオとキャロがグラナードとラギオンと共闘するもの、スバルとティアナがアマティスタが率いるアマティスタ隊と合流して、民間人の救助を開始したもの、シャマルとザフィーラが紛争に巻き込まれた民間人を治療している様子も映し出されている。

「・・・司令、テスタメント幹部からはやはり生命反応が出ません」

「・・・そうか・・・」

オペレーターの報告にはやては短く答え、静まり返ったブリッジを見回す。ブリッジに居る隊員たちの、モニターに映る“テスタメント幹部”たちを見る目が恐怖に満ち始める。
そのとき、エルジア紛争地域を始めとした時空管理局主要施設、複数の管理世界に放送が流れ始める。映るのはグラナード隊と“オルキヌス・オルカ”の構成員が数人。その放送の内容は、構成員から語られるエルジア紛争の真実である。

「そんな・・・うそやろ・・・!」

はやての表情がまた驚愕に染まる。管理局が“オルキヌス・オルカ”という組織を確認できたのはつい最近のことだった。もちろんその情報は管理局内部でもまだ多くには知られていない。それを“テスタメント”が知っている。その事実に驚愕していた。

『これで4年と続いたエルジア紛争も終息していくはず。・・・協力もこれまで、ということでいい
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