第七章
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クラスとかはずれドラフトとか怪我とか言ってたでしょ」
「それがっていうのね」
「それが今では希望とか言って」
「だってAクラスでしかもドラフト当てたのよ」
だからだというのだ。
「希望が見えてきたから」
「だからなのね」
「そう、希望が見えてきたのよ」
まさにというのだ。
「遂にね。それならよ」
「じゃあ来年こそは」
「カープはやるわよ」
千佳は明るい笑顔で言い切った、そのうえで来年の広島東洋カープに思いを馳せるのだった。だがクラスメイトはこんなことも言った。
「まあ来年は阪神だけれどね」
「そこでそう言うの?」
「だって私も阪神ファンだから」
「やれやれね。まあ阪神ならいいけれど」
千佳は阪神には寛容なままだった。何はともあれ来年のカープにも期待するのだった。
それ行け広島カープ 完
2014・4・1
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