暁 〜小説投稿サイト〜
それ行け広島カープ
第七章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初
クラスとかはずれドラフトとか怪我とか言ってたでしょ」
「それがっていうのね」
「それが今では希望とか言って」
「だってAクラスでしかもドラフト当てたのよ」
 だからだというのだ。
「希望が見えてきたから」
「だからなのね」
「そう、希望が見えてきたのよ」
 まさにというのだ。
「遂にね。それならよ」
「じゃあ来年こそは」
「カープはやるわよ」
 千佳は明るい笑顔で言い切った、そのうえで来年の広島東洋カープに思いを馳せるのだった。だがクラスメイトはこんなことも言った。
「まあ来年は阪神だけれどね」
「そこでそう言うの?」
「だって私も阪神ファンだから」
「やれやれね。まあ阪神ならいいけれど」
 千佳は阪神には寛容なままだった。何はともあれ来年のカープにも期待するのだった。


それ行け広島カープ   完


                   2014・4・1
[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ