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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep9テスタメント対策部隊『特務六課』〜The 6th Extra Force〜
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よね」
「どれくらいの期間は判らないけど、すぐにカルド隊と戦闘になるってことは無いと思う」
「これを見たら、はやてちゃんに押されていたルシル君が何だったのか判らないよ」
なのは達は思ったことを口に出していく。場面はフェイトとルシリオンの短過ぎる会話へと移る。ルシリオンの発した言葉で、彼が全てを完全に忘れていないことを全員が知った。少なくともフェイトのことは少なからず残っているようだと。さらに謎が深まるルシリオンだった。
ミッドチルダでの戦闘はこれで終わり、映像が途切れる。さらにモニターが幾つも展開され、様々な世界の様子を映し出した。
「テスタメントが現れたんはミッドチルダだけやない。ほぼ同時刻に第3管理世界ヴァイゼン。第4管理世界カルナログ。第18管理世界ユークトバニア。第44管理世界オーシア。さらに時間を開けて、他の管理世界にもテスタメントは現れた」
モニターに映る“テスタメント”の幹部たち。場面が変わり、映し出されたその光景に息を飲むなのは達。管理局所属の空戦・陸戦魔導師たちを一蹴していく白コートの幹部たちが映し出された。
マルフィール隊の3人が、“レジスタンス”との合流を妨害する航空部隊を完璧に統制のとれた空戦軌道で撃墜していく。グラナードは、召喚した無限の永遠ラギオンと共に航空部隊をかく乱し、手玉に取る。高らかに笑い声を上げるその姿が激しく印象に残ってしまう。
「この人の動き、ストライクアーツ・・・?」
スバルがある1人の白コートの動きを見て呟く。女性幹部の1人であるアマティスタだ。第18管理世界ユークトバニアの陸戦魔導師を拳打や蹴打だけで吹っ飛ばしていく。
ストライクアーツとは、ミッドチルダで最も競技人口の多い格闘技で、広義では『打撃による格闘技術』の総称のことだ。アマティスタの攻撃方法はまさにそれだった。
だがスバルは彼女の動きにぎこちなさを感じていた。何かが抜けているかのような感覚だ。それがハッキリしない。そしてそれがハッキリしたとき、スバルは思い知ることとなる。アマティスタこそスバルが乗り越えなくてはならない相手だと。
「遠距離からの支援射砲撃がすごい・・・!」
ティアナが正確な射撃と砲撃による支援攻撃を放つ白コートを見て、純粋に称賛した。その白コートの名はアグアマリナ。彼の両手には2挺の銃が握られている。
片方は白い大型のハンドガン。S&W M500と呼ばれる銃に酷似した物だ。銃身の下部には銃と同様に白い50cm程の刃が取り付けられており、黄色の魔力を纏っている。もう片方は銃身が90cmはあろうかという黒いライフルだ。銃身の上下には1mくらいの黒い刃が取り付けられており、白銃の刃と同様に黄色の魔力を纏っている。
アグアマリナはその特徴的な白銃で射撃魔法を、黒銃で砲撃を放ってい
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