暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep9テスタメント対策部隊『特務六課』〜The 6th Extra Force〜
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エリオがそう締めくくり、それを聞いたはやては本当に嬉しそうに感謝の言葉を告げた。そしてこの言葉をこの場に居ない家族たちにも必ず聞かせてあげたいとも思った。

「えっと、その・・・なんや。さっきの続きに行くな」

重く圧し掛かっていた空気は今は無く、はやては“テスタメント”対策会議を再度進行し始める。止まっていた映像が再生される。シグナムとヴィータとセレスが撃墜される場面だ。なのは達もその光景には絶句するしかなかった。桁違いに強かった。攻撃が通らない。その反面、カルド隊の攻撃は確実にダメージを負わせてくる。

「強い・・・!」

「あんなにもあっさりとシグナム一尉とヴィータ教導官を落とすなんて・・・」

「アギトとユニゾンしている状態でこんな・・・!」

「確かカローラ一佐って、ヴィータ教導官と同じAAA+なのに・・・」

カルド隊の2人と戦ったシグナムとヴィータ、セレスが撃墜された場面を見たスバル達は戦慄した。シグナムとヴィータとセレスの歴戦の騎士としての実力を、訳の解らない力でねじ伏せるカルド隊。
なのは達がモニターからはやてへと視線を移す。はやてはその視線の意味を察してコクリと頷き、シグナムとヴィータとセレスの現状を告げる。

「シグナムとヴィータのことならここに来る前にシャマルから連絡があった。2人はまだ意識を取り戻してないんやけど、念話に応えてくれるまでは回復しとるそうや。そやけど火傷の方が思っとった以上に酷いらしくてな。しばらくの戦闘行為はドクターストップらしいんや」

命に別条がないことを知り安堵するなのは達。シグナムとヴィータが復帰するまでの間は自分たちがはやてを護ると決意を固める。

「リインとアギトは、マリーさんと一緒にこっちに向かっとる最中や。セレスに関しては主治医の居る医療院に運ばれたんやけど、意識を取り戻したって今朝連絡があった」

それを聞いたなのは達は、あれ程の攻撃を受けてそれだけで済んだことに安堵の息を吐いた。下手をすれば間違いなく死んでしまうかのような激しい業火の攻撃。スバル達は正直戦いたくない相手だと微かに思った。が、すぐにそんな弱気を振り払った。

「カルド隊の相手は私たち八神家が担当する。シグナムとヴィータもそのつもりやし、私もそのつもりや」

はやてもはやてで覚悟していた。カルド隊の守護騎士(かぞく)へと向けられる憎悪を、最後の夜天の主として背負うのが務めだと。
そして今度は、フェイトとカルド・イスキエルドの戦闘に介入したルシリオンが映し出された。任務を放り出し好き勝手したカルド隊を一瞬で倒した光景が映し出された。そのあまりにも呆気ないカルド隊の消滅に放心するしかないなのは達。

「でもルシルさんはカルド隊に謹慎するように言ってるんですから、また現れるんです
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