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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep9テスタメント対策部隊『特務六課』〜The 6th Extra Force〜
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んと報告をしていれば、八神司令が墜とされることがなかったかもしれなかった・・・)
そのティアナの後悔を余所に、はやてとルシリオンによる戦闘映像は続く。スバル達は何故はやてがルシリオンを“リインフォース”と呼んだのかが判らない。ただ黙ってはやてがルシリオンによって撃墜される場面を観ているしかなかった。
“ヴォルフラム”の甲板へと墜落し、その身体を叩きつけられることとなったはやて。そこへと迫るルシリオン。全員が判った。はやてにトドメを刺そうとしているのだと。トドメを刺すまであと少しと言うところで状況が変わる。
ルシリオンの意図とは別にしてユニゾンが解かれてしまったのだ。“ヴォルフラム”へと着艦したルシリオンに遅れて降り立った白コートの無いノーチェブエナ。彼女の露わとなっているその素顔を見て、今度こそスバル達は理解した。何故はやてがそこまで動揺しているのかを。
「リイン司令補の大人版・・・!?」
「瞳の色は違うけど間違いないよ・・・!」
キャロとスバルが声を上げる。ティアナとエリオもまた同じことを思っていた。そんな彼女たちの疑問を晴らすのは、なのはだった。
「リインのフルネームは判るよね・・・」
「え? リインフォース・・・あ、ツヴァイ!」
「リインフォースU! え!? ということは、ルシルさんとユニゾンしていたのは・・・!」
スバル達は、はやてを庇うかのようにルシリオンの前に立ち塞がるリインフォースを見る。白を基調とした騎士甲冑は、色は違えどはやての騎士甲冑と酷似している。瞳の色を蒼に変え、目の鋭さを柔らかくすれば、間違いなくリインの成長した大人版と言えるその姿。
「そうや、この娘の名はリインフォース。初代祝福の風とも言える存在でな。もうどこにもいないはずやのに、リインフォースはまたその姿を私の前に現した。しかもテスタメント幹部の1人、管理局の敵として・・・」
「はやてちゃん・・・」
「はやて・・・」
なのはとフェイトが俯いているはやてへと声をかける。ただでさえ
親友
(
ルシリオン
)
のことだけで大変なのに、そこにはやてたち八神家のとって大切な
家族
(
リインフォース
)
が敵として現れた。それがどれだけはやての心を苦しませているか。なのはとフェイト、それにスバル達から心配そうな表情で見られていることに気付いたはやては微笑を浮かべた。
「あー、私なら平気、大丈夫や。確かにリインフォースが敵やったのはすごくショックやったし、辛いよ今でも。でもな・・・」
はやては自分の右手を見る。昨日、リインフォースの腕を掴み、そして彼女の手が触れた右手を。夢でも幻でもない。たとえ敵であったとしてもそこに存在するリインフォース。一晩ひたすら思考したはやては決意した。
「ルシル君と違って、リインフォー
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