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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep9テスタメント対策部隊『特務六課』〜The 6th Extra Force〜
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を出し、とある映像を映し出した。

「戦力においては管理局のエースクラスの魔導師が揃い踏みのテスタメント。そこに数であるレジスタンスが傘下に入ってしもうた。レジスタンスの脅威は現状そう高いものやないけど、テスタメントの幹部に至っては問題ばかりや」

それは昨日ミッドチルダの南部海上で行われた戦闘だった。

「昨日、私とルシル君との戦闘と、フェイトちゃん、シグナム、ヴィータ、そしてセレス・カローラ一佐と、カルド隊っていうテスタメント幹部との戦闘がミッドであった」

新たに展開されたモニターに映し出されたのは、ルシリオンと戦うリインとユニゾンしたはやてだった。重かった空気がさらに重くなる錯覚を得るこの場に居るなのは達。
砲撃フレースベルクに散弾砲撃、はやての射撃魔法を受け、白コートを自ら剥ぎとりその素顔を曝したルシリオン。目まぐるしく変化していくはやてとルシリオンの戦闘。ここ第5会議室に再び流れた重い静寂を破ったのは・・・

「やっぱり、本当にルシルさんなんですね」

「キャロ・・・」

震えた声でそう呟いたキャロだった。親友のはずのはやてとルシリオンが熾烈な戦闘を繰り広げているその光景に、キャロは静かに涙していた。キャロは、幼い頃にフェイトと共に色々してくれたルシリオンが敵であるという事実に苦しんでいた。そのキャロの隣に座るエリオが、彼女の肩にそっと手を置いた。
ルシリオンが押されつつあるその戦闘に変化が訪れる。今まではやてとルシリオンの戦闘を傍観していた祝福なる祈願者ノーチェブエナが、彼の一声によって動き出したのだ。

『『ユニゾン・・・イン!』』

その言葉と同時にその姿を変えたルシリオンに、この場に居る全員が驚愕した。融合騎が敵にいて、しかもそのマスター、いやロードをルシリオンとしている。
スバルとティアナ、そしてエリオとキャロはそれだけの驚愕だったが、なのはとフェイトの2人だけは違う意味で驚愕していた。次にはやてが口にした言葉でなのはとフェイトは確信し、スバル達はさらに混乱することになる。

『リイン・・フォース・・・、リインフォース!』

「「「「え?」」」」

「「やっぱり・・・!」」

なのはとフェイトははやてへと視線を向けた。はやてはただコクリと頷いただけだったが、それだけでなのはとフェイトは判ってしまった。再びモニターに映るはやてとルシリオンの親友同士の戦闘を見つめる。
そんな中、ティアナの眉がピクッと動く。本局の侵入犯と同じ魔法が使われたからだ。それを報告し忘れていたことも思い出した。ルシリオンの再臨によるショックで忘却してしまっていたのだ。もし忘れずに報告していれば、はやてが撃墜されることは無かったのではいかと後悔する。全ては後の祭り、後悔先に立たずだった。

(あたしがちゃ
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