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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep9テスタメント対策部隊『特務六課』〜The 6th Extra Force〜
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空戦形態にはなってない」

「それは私もさっき見た映像で気付いた。ルシル君、空戦形態になっとればフレースヴェルグだって簡単に回避できるはずやのに、アンピエルだけで対処しとった」

「それに、確か“我が手に携えしは確かなる幻想”っていう呪文の後に使うのって複製された魔法とかですよね?」

「うん・・・。もしかして昔のように使えないのかも・・・」

なのはの口にした昔という言葉に、?と首を傾げるその当時を知らないスバル達。

「なのはちゃんの言う通りかもしれへんな。闇の書事件以前、ルシル君は界律に制限されてて攻撃用の魔術が使えなかったんやろ?」

なのはとはやてが話す隣で、フェイトがスバル達へと補足している。当時のルシリオンは魔術のほとんどが碌に使えないほどにその力を制限されていたことを。

「はやてちゃんに押され始めても魔術を使う様子は無いね。そして選んだのが・・・」

「リインフォースとのユニゾン、ということやね」

「使われたのはリインフォースさんが使っていた古代ベルカ式の魔法。やっぱりルシル君の魔術じゃない」

「これはチャンスかもしれへんね。魔術が使えへんのやったらそれだけでも十分に脅威レベルが低くなる」

なのはが頷き、なのはとはやてに視線を向けられたフェイト達も頷いた。ルシリオンの脅威はまずバリエーションの豊富な魔術にある。その魔術がすべてと言わずとも制限されていることは、なのは達にとって都合の良いことに違いなかった。
そして最後に北部においての戦闘介入の映像へと切り替わったそのとき。

『特務六課へ緊急出動要請。第39管理世界エルジア・魔導紛争地域内にてテスタメントを発見。至急、第39管理世界エルジアへ出動してください。繰り返します――』

「エルジアの紛争地域!? 管理局でも下手に手が出せないのに!」

世界名を聞いたエリオが驚愕の声を上げた。

「話は後や! ヴォルフラム、出航の準備は出来とるか!?」

『こちらヴォルフラムのリインフォースUですっ! はやてちゃん、ヴォルフラムはいつでも行けますよっ!!』

モニターが展開され、映り出されたのは“ヴォルフラム”の艦橋だ。はやての呼びかけに答えたのはリインだった。隣に立つアギト共々すっかり回復した様子だ。はやては少し笑みを見せ、これから共に戦う仲間へと告げた。

「よしっ! 特務六課、この事件を必ず解決するよ!!」

「「「「「「了解!!」」」」」」
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