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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep9テスタメント対策部隊『特務六課』〜The 6th Extra Force〜
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の蔵で謹慎中だ。私の命令に3度逆らい、その上私を業火に叩きこむとほざいた。カルド・イスキエルドだけはまだマシだったため、自室待機を命じている」
「あー、そりゃダメだな。お宅に逆らったら消されるってことを忘れてんのか、あいつら?」
グラナードは円卓に置いてある酒の入ったグラスを手に取り、一気に喉に流し込む。「ぷはぁっ」っと大げさに息を吐いてルシリオンに「お宅も飲むかい?」と勧める。しかしルシリオンは「結構」とだけ返し、席を立った。グラナードは「美味いのにな」と小さく零した。
「だからと言って、すぐに消してやるなよ、サフィーロ。アイツらもまたそれなりのものを背負ってんだからさ」
「それくらい承知している」
そう言ってルシリオンは会議室を後にする。会議室に独り残されたグラナードは立ち上がり、窓へと歩み寄って外を眺める。夕日が落ち、赤い月が見えるその空を。
・―・―・―・―・―・
病室のベッドに眠る家族を見つめるのは、頭に包帯が巻かれたはやて。彼女の目の前のベッドで眠っているのは、今日の戦いで撃墜されたシグナムだ。包帯が巻かれ、痛々しい姿で横たわる姿を見ながら、はやても今日撃墜されたことを思い返す。
相手は5年前にこの世界を去った親友の1人で、今はサフィーロと名乗るルシリオン。戦闘開始直後においてはリインフォースUとユニゾンしていたはやてが押していた。しかし、そこで傍観していたもう1人の白コート、ノーチェブエナが動いた。
そのノーチェブエナがルシリオンとユニゾンした。そして判明したノーチェブエナの正体。それは、はやての未来を守り去っていった愛しき家族、初代祝福の風リインフォースだった。
はやては、リインフォースがノーチェブエナと名乗って、“テスタメント”幹部として存在していたことがショックだった。自分ではなく親友のルシリオンとユニゾンしたことにもショックだった。そのショックから立ち直れずにはやては為す術なく撃墜された。
「リインフォース・・・」
はやては知らず今は敵として存在する家族の名を口にする。撃墜したはやてにトドメを刺そうとしたルシリオンからはやてを庇うように立ち塞がったリインフォース。彼女は夢で見た通り、純白の騎士甲冑と背に二対の白翼のある姿だった。
「はやてちゃん。マリエル技官から連絡がありました。リインちゃんとアギトちゃんが目を覚ましたって・・・」
病室の扉を開けて入ってきたのはシャマルとザフィーラだ。シャマルは背を向けたままのはやてに、撃墜のショックで意識を失っていたリインとアギトが目を覚ましたことを報告する。はやては「そうか。良かった」と心底安堵した。
「リインには謝らんとアカンな。私が不甲斐無いばかりに無茶させてもうて、その所為で意識不明になって・・・。私はリインのマ
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