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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep6青き空は怨嗟の業火に燃えて 〜Avenger's Judgement〜
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各管理世界で問題となっている“レジスタンス”に対応するために設立された、臨時の対策部隊・“特務五課”に用意されたオフィス。
そこに、ミッドチルダの地上部隊・第108部隊の隊長であるゲンヤ・ナカジマ三等陸佐から連絡が来た。内容は、現在、管理局内で話題となっている“反時空管理局組織テスタメント”と“レジスタンス”の待合場所が判明したという事。
その報告を受けた“レジスタンス”対策部隊・“特務五課”の隊長を任されているセレス・カローラ一等空佐(28歳の彼氏募集中)が数人の部下を伴ってミッドチルダへと出動しようとしたが。
『カローラ一佐、君の隊のミッドチルダ出動への許可がまだ下りていない。出動許可が下りるまでオフィスで待機だ』
「アホかッ! 昨日とたった今、散々テスタメントに馬鹿にされたっていうのに!」
それをあっさり妨害してくる、モニターに映る“特務五課”の監査に怒鳴るセレス。
「なら、あたしが独りで出る! それなら問題ないでしょ! 執務官としての権限を使えば、部隊じゃなくて個人で出動できるんだからッ!」
セレスは灰色のセミロングの髪を右手でわしゃわしゃと掻き、大声を上げ、デスクに左手をバンッ!と叩きつけた。セレスは一等空佐の階級を持ちながら執務官としての肩書も持っていた。しかし諸事情で今は1つの部隊を任されている。オフィス内の所々から「またやってるよ隊長」とか、「上司に向かってすげえよな」など聞こえてくる。
『待て! そんな勝手が許されるか!! 減給処分にするぞ!?』
「お好きにどうぞ!」
『おい! 降格して指揮権を剥奪するぞ!?』
「ええ! どうぞどうぞ!」
『く、クビにするぞ!?』
「やれるものならやってみなさいよ!」
出来もしない事を並べ立てる監査に怒鳴りまくるセレス。
「執務官の制服に着替えてきますので、覗かないでくださいね!」
『判った! 判ったから単独での行動は止せ! 出動準備中の局員たちと共に行くんだ!』
監査はそう言って大股でオフィスを後にしようとするセレスを引き止める。セレスは監査に見えない角度でニヤリと笑みを零し、チロッと舌を出した。その笑みを見た部隊員たちは「あ〜あ」とガックリ項垂れた。セレスはその笑みを努めて隠し、監査の映るモニターへと振り返った。
「で? 今すぐに出られる局員たちって、誰なんですか?」
『・・・はぁ。フェイト・テスタロッサ・ハラオウン執務官。そして、どういうわけか武装隊と教導隊からシグナム一尉とアギト一等空士、ヴィータ二尉のみが出られる』
監査は『何でこんなに早く、しかもすごい局員が出せるんだ?』と首を傾げている。それはこうなることを始めから判っていたかのように早い対処だった。セレスは「おー、フェイト達が出てく
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