暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜十一番目のユニークスキル〜
唯一無二の不確定因子
第十一話 不意打ち
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は予想外だったが、対処ができなかったわけじゃねえよ。ただ、お前がこいつの後ろにいるのに気付いたから譲っただけだ」
「はいはい、そうですか。で、どう殺すの?」
「・・・・・・殺すのにどうもこうもねえよ。殺るか殺らないか、ただそれだけだ」
そう低い声で呟きながらPoHはアリスのもとへゆっくりと歩いていく。その歩をアリスの前で止めると、手に持つ凶器を上に掲げた。
「久しぶりに楽しかったぜ。もっと殺りあってもよかったけどよ、時間があまりないんでな・・・・・・お別れだ」
それだけを告げると、PoHは掲げた手を一つの言葉とともに振り下ろした。
「
See-you
(
あばよ
)
」
―――――
アリスの世界から音が消えた。
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