暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep7澄み渡りし海上に白蒼の羽根は舞う〜Segen Ritter〜
[1/13]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
『我々テスタメントに賛同し共に戦おうとする者たち。来たれ。我々は待っている。集え。我々は待っている。そして管理局の局員諸君。我々を止めたければ止めに来るといい。我々も君たちを別の意味で歓迎しよう。待合の場所が判れば、の話だが』
ここ時空管理局本局・海上捜査部に所属する次元航行船の1隻、“ヴォルフラム”。その捜査司令執務室には2人の姿があった。この艦の主である捜査司令のはやてと、彼女の補佐であるリインフォースUだ。
「随分と挑発的やな」
「はいです。間違いなく管理局に恨みを持っていますね」
永遠なる不滅者ディアマンテの言葉に、そう確信するはやてとリイン。“テスタメント”は管理局に対して何かしらの恨みを持つ集団だと。
「こうまで言われたら意地でも見つけんとな。リイン、各レジスタンス捜査部隊と協力して、テスタメントをなんとしても見つけるよ」
「了解です!」
リインは、ミッドチルダの各方面に配置されている“レジスタンス”捜索部隊や陸士部隊から情報を集め始めた。はやて自身も、これまでの“レジスタンス”に対する調査資料へと目を通し始める。
「セレスも今頃はいつものように怒鳴っとるんかな・・・?」
はやては軽く微笑み、そうボソッと呟いた。そして今まさにはやての友人セレスは、本局のオフィスで監査に怒鳴り散らしていた。
・―・―・―・―・―・
厚い雲を押しのけるように青空を航行する“フリングホルニ”の甲板には幾つもの人影がある。全員が白いコートを纏った幹部たちだ。
「つまんねぇなぁ。オレだってミッドに行きたかったぜ」
陽気なる勝者グラナードが木製の手すりにもたれ掛かりながら口にしたのは、自らに与えられた任務への不満。
「名のある魔導師や騎士は絶対ミッド派遣だろ? オレだって緊張感のある任務に就きたいんだって」
「だったらカルド隊のようにマスター・ハーデに任務場所の変更をお願いすれば?」
幹部のほとんどがスルーしている中、聡明なる勇者アグアマリナがグラナードに声を掛けた。それを聞いたグラナードは大きく溜息を吐いた。
「その肝心のボスが
表舞台
(
にちじょう
)
に帰っちまってる以上は連絡できねぇだろうよ。なあ、サフィーロ、ノーチェブエナ。オレと変わってくんね?」
グラナードは、ミッドチルダ南部に於いての“レジスタンス”回収任務を任された誠実なる賢者サフィーロ――ルシリオンとノーチェブエナへと頼み込む。対する2人はチラッとグラナードを見て、「却下」きっぱりと即答。碌に考えることもせずにあっさりと切り捨てた。
「変われよぉ! 変わってくれよぉ! オレのトコロと変われ!」
手すりからガバッと身体を起こし、近かったノーチェブエナへと詰め寄っていくグラナード。ノーチェブエナは
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ