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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep7澄み渡りし海上に白蒼の羽根は舞う〜Segen Ritter〜
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枚の蒼い剣翼アンピエルを生やす、親友だったルシリオンの姿を。そして彼の隣を飛行するもう1人の白コートへと視線を移す。体格からして女性。ルシリオンのパートナーであるノーチェブエナだ。
「こっちにも本局から援軍が欲しい感じやね」
はやてが無いものねだりだと解っていながらもそう愚痴る。陸では386部隊が“レジスタンス”を逮捕するために動き出し、海上警備部は“テスタメント”の逮捕へと動く。上部ハッチへと着き、はやてとリインは騎士甲冑を纏う。そして2人は“ヴォルフラム”の甲板へと立つ。
『八神司令。テスタメントはそのまま進路を維持、元コーラル廃棄港へ直進中。進路上に位置するヴォルフラムまで距離7000です』
「了解や。行くよ、リイン」
「はいですっ! ユニゾンイン!!」
ミッドチルダ南部海上に夜天の主が降臨した。
・―・―・―・―・―・
“レジスタンス”との待合場所へと飛行するルシリオンとノーチェブエナ。
「まずいな。思っていた以上に早く待合場所が知られたようだ」
「管理局もあそこまで挑発されたのだ。躍起になってもおかしくはない」
「なるほど。今回ばかりはこちらのミスだな」
“レジスタンス”が一網打尽にされるかもしれないこの状況で、2人は落ち着き払って言葉を交わす。もしもの場合は戦闘行動を以って“レジスタンス”を管理局から解放しようというのだ。その場合、2人は100%の確率で管理局に勝てると確信している。
「ん? あれは・・・!」
「管理局の次元航行船だ。サイズからして、確かLS級と呼ばれる艦だ」
2人の視界に入る艦船“ヴォルフラム”。艦首をこちらに向けている以上は、すでにこちらを発見していると2人は判断。
『こちら時空管理局本局・海上警備部所属艦ヴォルフラム。海上飛行中のテスタメント所属の魔導師に告ぎます。武装を解除して投降してください。繰り返します。こちら――』
「ヴォルフラム、か。・・・艦上に人が居る。この声はその者からだろう。外見からして魔導騎士・八神はやてで間違いない。が、情報とは髪や瞳の色が違う。おそらく融合騎リインフォースUと融合している状態だろう」
ルシリオンは自慢の眼を以って遠く離れたリインとユニゾンを果たしているはやてを視界に入れる。はやてとリインの名を聞いてからノーチェブエナは口を閉じ、何も話さなくなった。
「どうした?」
「いや、何でもない」
「今はレジスタンスとの合流だ。可能な限り戦わずにやり過ごす。ノーチェブエナ。速度を上げ、追撃されないように振り切るぞ」
「そうか。・・・いや、了解した」
――スレイプニール――
ノーチェブエナがそう応えた瞬間、彼女の背中から純白の翼が二対と生えた。バサッと大きく羽
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