暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep8反時空管理局組織テスタメント〜Omnipotent Traitor〜
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に攻撃しておいて何を言っているのだ、こいつ?と思っている者もいるだろう』
この放送を見聞きしている者たちの思考を呼んだように、ディアマンテはその返答を口にする。
『理由は二つ。一つ、市街地への攻撃は一種の罰のようなものだよ。方法は兎も角として、我々やレジスタンスのように行動を起こそうとしなかった連中に対してね。護られているだけで、何か問題が起これば自分たちを護る者へ誹謗中傷するだけの者たち。それに対しての罰だ。
魔法攻撃による犠牲者はいないだろう? 多少の混乱だけを与えただけだ。さすがにこうまで偉そうに言っている我々が殺人を犯しては笑い話にもならない』
それが市街地への魔法攻撃の理由だった。全て人任せで行動を起こそうともしない市民への罰。
『二つ、局の我々に対する対応までの時間を計らせてもらった。ミッドチルダとカルナログはまあ及第点だったな』
「運も良かったのだろうが」と付け加えるディアマンテ。
『だが、ヴァイゼン、フェディキア、エルドラド。この三つはアウトだ。遅い、遅過ぎだ。あまりの対応の遅さにこちらから撤退命令を出したくらいだ。これもまた魔法・魔導師至上主義による人手不足という障害によるものだな。同じ世界内での問題に一体どれだけ時間をかけるつもりだ? フッ。この勝負、我々の勝利で終わりそうだ』
顔は見えずとも声色からして自信が漲っているのがよく分かる。
『もし万が一にでも我々テスタメントが負けた場合、そちらの言う事を何でも聞こう。管理局は人手不足なのだろう? 我々が管理局に入ろうじゃないか。今君らの視界に入る我々、白コートを纏う幹部は全員AAA+ランク以上の魔導師たちだ。喉から手が欲しいほどの戦力なはずだ。それを一気に十四人も手に入れられる。
どうだろうか? これは破格な取引内容だとは思うんだがな。司法取引でも何でも用意してくれたまえ。君らの安いプライドなら何でも出来るだろう? では、これから一ヵ月、お互いに頑張ろうではないか。魔法・魔導師至上主義の時空管理局か、魔法・質量兵器を含めた新たなる次世代管理組織テスタメントのどちらかが勝利するのか』
ディアマンテは最後にそう告げ、通信を切った。“テスタメント”からの一方的な通信に、本局を始めとした各主要施設の局員たちは静まり返る。
「勝手な事を・・・・!」
「フェイトさん・・・」
フェイトは拳が赤くなるまで強く握られている。
「セインテスト君は、どうして彼らの仲間に・・・?」
「それは・・・・それは?」
シャマルの疑問には誰も答えられない。それにいきなりの話で誰の頭の中にもある疑問が浮かんでは来なかった。もし“テスタメント”が勝てば、一体何を要求してくるのか、という疑問を。ディアマンテは最後まで、彼ら側からの勝った際
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