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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep8反時空管理局組織テスタメント〜Omnipotent Traitor〜
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れはレジスタンスも掲げている話だ。彼らはそれをどうにかしようと行動を起こし、そして管理局によって逮捕される。
『その人手不足を解決するための一つとして、まだ幼い子供を鍛え上げるという愚行にも手を染める。才能があったから管理局へ入局させ、危険な前線に送り、そして犠牲者となる。可哀想に。その子供は才能があったからというだけで管理局に殺された。
死ぬようなことはなくとも、それでも未来の選択肢を一方的に閉ざされている事には変わりあるまい。どうだ、否定は出来まい? 何しろ事実なのだから』
永遠なる不滅者ディアマンテの言葉に、白コートの内の一人の身体が震える。見た目は小柄で、それはまだ子供のような体格だった。
『その他にも、管理外世界で見つけた才能ある子供をスカウトし、現に管理局に勤めさせている。その子は過労によって一度撃墜され、日常生活にも支障が出るほどの怪我を負ったそうではないか』
明らかになのはの事を言っているのを、この場に居る全員が分かっていた。
『それでもその子は懸命にリハビリを行い現場復帰、今でも勤めている。さらに犯罪者であっても司法取引で管理局に従順を余儀なくするなどもあるな。五年前のJ・S事件での加害者側の何人かが、今では管理局や聖王教会での厚待遇を受けているらしいではないか。前科者を受け入れるほどまでに切羽詰まっている諸君ら管理局、実に大変そうだ』
ディアマンテはそう言い終えた後、しばらく黙った。モニター越しから伝わる沈痛な空気。
『言いたいことはあるが本題に入ろう。君ら時空管理局に朗報だ。我々テスタメントは独自に次元世界に蔓延る危機を救おう。考えも無しに百幾という世界管理を一手に引き受ける馬鹿な――おっと失礼、そんな努力家な君たちにとって嬉しいニュースだろう。まぁそれを理解しつつさらなる管理拡大を止めようとしないのはいかがなものか、とは思うがね』
ディアマンテは呆れと嘲笑が入り混じった言葉を吐き捨てる。だがそれを真っ向から否定できることは出来ない。何せそれもまた人手不足の原因であり、歴とした事実なのだから。
『無論、君ら時空管理局の手は一切借りない、借りつもりなど毛頭ない。組織内で愚かで無様な権力、派閥争いを行っている君らの手を借りたとあっては、こちらもそんなくだらない争いに巻き込まれかねないのだからね』
いちいち癇に障る言い方を止めようとしないディアマンテのそれは、完全な挑発行為の何物でもなかった。個人的な恨みでもあるかのようだ。
『そうだな、期間は一ヵ月としようか。その間に次元世界で起こる事件を多く解決した方を勝ちとしよう。不謹慎だと分かってはいるが、それが一番分かりやすい方法だろう』
「な・・・!?」
「な、何を言っているんですか、この人たち・・・」
『市街地
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