暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep5非情なる再会 〜First encounter 3〜
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? ヴィヴィオ・・・?」

真正面からヴィヴィオの顔を見つめるユーノ。ヴィヴィオは「な、んで・・・」とうわ言のように繰り返し「確かめなきゃ!」そう言って、サフィーロが転送された第8トレーニングルームへと駆けだした。

・―・―・―・―・―・

フェイトとクロノ、そして10人程度の武装隊員の前に転送されてきた侵入者・サフィーロ。緑と虹色のバインドに拘束されたまま床に倒れ伏している姿だ。

「時空管理局次元航行部、クロノ・ハラオウンだ。主要世界へのテロ行為、時空管理局本局への侵入、公務執行妨害などの罪でお前を逮捕する」

「・・・ふぅ」

現状からして観念したのかサフィーロは大人しく項垂れ、力を抜いた。それを見てクロノが“デュランダル”の構えを解いた。それに続いてフェイトも構えていた“バルディッシュ”をそっと下ろす。だがそれでも警戒は怠らない。いつでも戦闘が出来るような臨戦態勢だ。武装隊員たちが拘束されているサフィーロへと駆け寄っていく。

「こちらクロノ。無限書庫に入ったもう1人の侵入者はどうなった?」

『こちら無限書庫のティアナ・ランスターです。いました。交戦に入ります』

「気を付けるんだ。相手はかなりの腕だ」

『了解です』

クロノが無限書庫へと向かったティアナと武装隊へと通信を入れる。そこで一度通信が切れる。ティアナ達とノーチェブエナの戦闘が始まった合図でもあった。

「さあ立つんだ」

武装隊員たちに立たされたサフィーロに視線を向けるクロノとフェイト。

「? おい、何を言っている!?」

――バインドブレイク――

そんなとき、サフィーロの真横に居た武装隊員が怒鳴る。次の瞬間、サフィーロを拘束していたバインドは全て砕かれた。

――レストリクトロック――

自由となったサフィーロはこの場に居る誰の目にも留まらぬ速さで、周囲にいた武装隊員たちを一斉にバインドで拘束した。

・―・―・―・―・―・

向かい合うは執務官ティアナと祝福なる祈願者ノーチェブエナ。ティアナは左手に持つ“クロスミラージュ”をガンモードのままで、逆の右手に持つ方をダガーモードにしている。すでにノーチェブエナへと投降を促したが聞き入れられなかった。

『こちらクロノ。無限書庫に入ったもう1人の侵入者はどうなった?』

「こちら無限書庫のティアナです。いました。交戦に入ります」

『気を付けるんだ。相手はかなりの腕だ』

「了解です」

向かい合うだけで理解できる敵の実力。後ろに控えている武装隊員たちもそうなのか、先程から黙したままだ。

「もう1度通告します。手にしているその書物を置いて、おとなしく投降しなさい」

“クロスミラージュ”の銃口を向けられようとも平然と佇むノ
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