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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
終章予告編(エイプリールフール企画)
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意志の濁流。こんなはずではなかったこと。真実。人間の脳に入れるには余りにも膨大で、意思と意思の境がとかされてゆく。

”私”が、沈む―――







この世界は間違っているのです。

「だれ?」

歪みは、正さねばなりません。

「なに・・・?」

さあ、我が子よ。祭壇に祈りを。

「・・・」

正しき世界へ―――貴方が誘うのです。


目の前にあったのは、白い白い、光に融けるような神の園。



一瞬、後ろで誰か聞き慣れた女性の呼ぶ声がした気がした。








「貴様は、自分が何を言っているのか本当に分かっているのか!?」
「えぇ、分かっていますよ?―――だから、アレを葬るに十分な準備をしました・・・ドゥエンデも機業も何もかもすべて総て全て!!整えた後は、崩すだけでしょう?」

男が哂う。誰もがその顔を見れば同じ感想を抱くだろう―――正気じゃない。

「ですから!これより!君の同僚とその教え子たちが向かった”神殿”をメギドの炎で滅します!!これはそう、人の為!世の為!神の望む世界の為の―――聖戦なのです!!悪しき神に滅びをぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!・・・では、さようなら狼よ。貴方は最後まで邪魔な存在でした」

一斉に突き付けられる銃口、銃口、銃口。これから訪れるであろう鉛の暴力に、悪態が漏れた。

「・・・どこまで行ってもクソッタレな人生だ」

だがお前らは―――見誤ったな。






「そうか、お前は俺だったんだな」
「そうだ、難しい事ではない」

白い騎士は、少年を導く。

「お前も、俺だったのか」
「そうだ、不思議なことではない」

少年は、己の心を知る

「理解したか?」
「ああ、漸くわかったよ。俺の力がなんなのかを」

少年は、残酷な運命を知る。

「お前にしかできないぞ」
「分かってる。―――俺のやり方で、剣を振るうさ。護るべき存在のために・・・古の神を断つ!!」

それでも、少年は変わらない。







「これが最後、そして始まり」

「それでも死ぬって言うんなら―――上等じゃない!アタシは死んでもアンタを生かす!!」

「いいじゃないか、すべて消えても僕らの意志は消えないのだから」

「スコール!スコール・・・何所にいる!!」

「侍かぶれめ、私と先輩の”愛の力”を教えてやろう!」

「あれがターゲットです。あの餓鬼一人を殺せば終わりです・・・簡単でしょう?」

「我々は、またこの小さな方に重荷を背負わせるのか?」

「満ちる、欠ける。月も、世界も」

「ごめんあそばせ?私、あまり気が長い人間ではありませんの。―――だから、どけ
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