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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep4の英雄を測る者たち 〜First encounter 2〜
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らの射撃アクセルシューター、そして“レイジングハート”の先端から放たれた特大の砲撃ディバインバスターによる同時複数攻撃が2人に襲いかかる。
「迎え撃ちます」
――ウンフォルエンデッド・ピーケ――
迫るなのはの砲撃を真っ向から迎撃せんと赤の投槍を投げ放つイスキエルド。未完の長槍という意味を持つベルカ式の魔法だった。桜色の砲撃と赤い投槍が正面から衝突し大爆発。威力は互角だったことにより、しばらくの拮抗を続けていた砲撃と投槍は食い合うように消滅した。だが尚も残るはスフィアから放たれた幾条もの射撃魔法。それを防がんとするのはマルフィール。彼の両手が前面に翳され・・・
――デュアル・ディフェンダー――
ミッドチルダ式の魔法陣のシールドが展開される。二重に展開されたそのシールドを見て、なのはは「あ!」と声を上げる。ようやく思い出したのだ。目の前で自分の射撃魔法を防ぎきったマルフィールの声が誰のものなのかを。
「デミオ・アレッタ三佐・・・!?」
なのはが1人の名前を口にする。デミオ・アレッタ三等空佐。かつてなのはが世話になった教導隊魔導師の1人。短い期間での付き合いだったが、人柄が良いアレッタ三佐になのはは親しみを持っていた。なのははそんなアレッタ三佐から、教導隊員としてのイロハを教わっていた。今の教導隊員としてのなのはがいるのは、アレッタ三佐のおかげでもあった。研修が終わってからは早々会うことも無く、記憶の片隅に追いやられていたが、今の二重シールドを見て思い出したのだ。
「どうして・・・?」
なのはは知らずそう呟いていた。
・―・―・―・―・―・
爆煙から無傷で現れるデレチョが、「やれやれ。死ぬかと思った」とコートの裾をパンパンと叩く。
「おい、マジかよ。あんなのを受けて無傷って・・・、どんだけ堅ぇ防御なんだ・・・?」
さすがのヴィータも、今のでデレチョが墜ちたと思っていた。非殺傷とはいえ、あの赤い魔力弾の威力は異常だった。それゆえに敵の命の心配をしていた。だが、その心配は杞憂で終わった。
「今のはさすがに肝を冷やしたな」
(フルドライブかそれ以上じゃねえと勝てねぇな、こいつには・・・)
安堵の溜息をついているマデレチョを見て、ヴィータはある選択を強いられていた。フルドライブを使って勝ちに行くか否か。確かにヴィータのフルドライブならば彼の強固な障壁を突破できるだろう。しかしあるデメリットもあった。機動力・防御力が著しく低下してしまう、攻撃力重視の大きな形態だからだ。
(振り上げてる最中にさっきの魔力弾食らったら即撃墜だよな・・・)
ヴィータは横目でなのは達の戦闘を見た。
(何してんだ・・・?)
戦闘行動を中断し、向かい合っているなのは達。その光景を見て
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