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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep4の英雄を測る者たち 〜First encounter 2〜
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込んだのだ。だがそれがいけなかった。目の前の事に囚われていたヴィータの背後から迫る赤い魔力弾が13発。

『ヴィータちゃん、後ろ!!』

「なに!?」

なのはの念話によって直撃を受ける前に離脱したヴィータ。彼女の脇を通り過ぎた赤の魔力弾、その全弾がデレチョのシールドに吸い込まれ着弾し、大爆発を起こす。ヴィータはそのあまりにも強い衝撃にバランスを崩しつつも、「おいおい、死んでねぇだろうな、アレ・・・!」デレチョの安否を本気で気遣った。

・―・―・―・―・―・

なのはは、マルフィールとイスキエルドの2人を相手に善戦していた。セイクリッド・クラスターによる弾幕で相手の行動を制限し、隙あらばディバインバスターによる一撃必倒を狙う。

「さすがだ、エースオブエース・高町なのは一尉。恐ろしいよ。凄まじい才能だ。そしてよく鍛えられている。これは事前情報における戦闘能力数値を上方修正する必要がある」

「・・・どこかで会ったことがないですか・・・?」

マルフィールからの賛辞に質問で返すなのは。彼女はどうしても気になっていた。マルフィールの声に聞き憶えがあるからだ。だが記憶に靄がかかり、もう少しで思い出せそうなのに思い出せないというジレンマが続いていた。

『こちらマルフィール・デレチョ。援護求む』

『マルフィール・イスキエルド、援護要請、了解』

ヴィータの猛攻を受けているデレチョからの援護要請に、イスキエルドは簡潔に応え、赤い魔力弾を13発、ヴィータへ向けて放った。それに気付いたなのはが、シールド突破に夢中になっているヴィータへと念話で知らせる。ヴィータは上手く回避でき、放たれた魔力弾は味方であるデレチョのシールドに着弾し、大爆発を巻き起こした。

「なんて威力・・・!」

なのはは射撃魔法でありながら、砲撃クラスの威力を持っていた魔力弾に驚愕する。一体どれだけの魔力が注がれていたのか。あまりの威力になのはの背筋が凍った。

「よそ見をしている場合か、高町なのは一尉?」

――ホーミング・レイ――

「っく・・・! レイジングハート!」

≪Strike Stars, Standby≫

迫る追撃性のある3本の光線を、アクセルフィンによる高速移動で回避しているその最中に、砲撃魔法を準備する。しかし誘導性能が凄まじく回避しきるのを不可能と判断し、「ラウンドシールド!」効果を高めたシールドで防ぎきった。そこに迫るイスキエルド。彼女が手にするのは魔力で構成された赤い投槍。

(今なら一網打尽に出来る・・・!)

ちょうどいい位置にマルフィールとイスキエルドが集まったことで、なのははチャンスとして砲撃を撃った。

――ストライク・スターズ――

なのはの周囲に発生した数個のスフィアか
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