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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep4の英雄を測る者たち 〜First encounter 2〜
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ミッドチルダ式のものだった。全弾防ぎきった後、左手の人差し指をヴィータへと向ける。
――バリアブレイク・ブレット――
黄色に輝く3発の魔力弾が人差し指から放たれる。ヴィータは速さにバラつきのある魔力弾を誘導性のあるものと判断し、注意を払う。回避ではなく迎撃を行うため、1発を新たに生み出したシュワルベフリーゲン単発で相殺。1発を振り下ろした“グラーフアイゼン”で粉砕。最後の1発が目前に迫り・・・
――パンツァーシルト――
ベルカ魔法陣状のシールドを展開。魔力弾がシールドに着弾した瞬間、ヴィータの張ったシールドが容易く粉砕された。あまりの呆気なさに目を見開くヴィータは、シールドを突破してきた魔力弾を半身ズラすことで回避。
「何しやがった!?」
「・・・フッ」
デレチョが放った射撃魔法バリアブレイク・ブレットは、対防御魔法の効果を有する特性魔力弾だ。防御魔法全般のプログラムに割り込みを瞬時に掛け、防御魔法の術式を破壊するというもの。バリアジャケットにも効果がある為、直撃は即撃墜となる危険な魔法だ。その反面、防御魔法以外には弱く、迎撃されやすいというデメリットを抱える。
「さぁ行くぞ」
ヴィータへと突撃してくるデレチョが純白のコートははためかせ、黄色の魔力光を纏って突撃してきた。
「マジか!?」
≪Pferde≫
ヴィータの両足に魔力による渦が発生する。フェアーテと呼ばれる高速移動魔法だ。突撃してきたデレチョをギリギリで躱し、すれ違いざまに“グラーフアイゼン”を彼の腹部へ叩きこんだ。
「ぬ゛ッ!?」
体がくの字に折れ曲がるデレチョは苦悶の声を漏らし・・・
「おおおおらぁぁぁぁぁぁッッ!!!」
――テートリヒ・シュラーク――
ヴィータの気合の入った声と共に振り抜かれた“グラーフアイゼン”によって吹き飛ばされる。きりもみ状態のまま吹っ飛ばされているデレチョへと、今度はヴィータが突撃する。
「アイゼン!」
≪Raketen Form≫
「ラケーテン・・・ハンマァァァーーーーッ!!」
“グラーフアイゼン”が急襲形態ラケーテンフォルムへと変わった。ヘッドブースターが点火。高速回転し、遠心力いっぱいの一撃をお見舞いしようとヴィータは空を翔ける。しかし黙って撃墜されるわけにもいかないデレチョはシールドを張る。衝突する槌と盾。激しい火花をまき散らしながら拮抗している。
(くそっ、こいつのシールド・・・、なのはやスバルのヤツみてぇに堅ぇッ!!)
歯を食いしばりながら、なんとしてもシールドを突破しようとするヴィータ。フードを被っていて判らないが、何故かデレチョが笑ったかのように思えたヴィータは、「ぶち貫けぇぇぇッ!」さらに力を込める。挑発されたと思い
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