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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep4の英雄を測る者たち 〜First encounter 2〜
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航空魔導師だと、なのはとヴィータは判断した。
『こちら時空管理局、高町なのは一尉です。市街地へのテロ行為の罪であなた方を逮捕します。武装を解いて投降してください』
なのはが武装解除と投降を促すが、それに返答しないまま飛行を続ける3人。そして今度はヴィータが『大人しく投降しねえと落とすぞ?』半ば脅迫めいたことを言い出した。それを聞いていたなのはは若干困り顔になったが、すぐに真剣な表情へと戻した。
『こちらマルフィール隊・隊長マルフィール。大変心苦しいが、そちらには従えない。許したまえ』
『『マルフィール隊?』』
聞き慣れない単語とその発音に、心の内で首を傾げるなのはとヴィータ。現在確認されている世界で使用されている言語のいずれかにも該当しないものだったからだ。
『時空管理局の空の英雄・高町なのは一等空尉、そして元“夜天の魔導書” の守護騎士プログラム“ヴォルケンリッター”が紅の鉄騎ヴィータとお見受けする』
『なっ!? なんでそれを・・・!?』
『あなた達、一体何者ですか? (この声・・・どこかで・・・)』
ヴィータはシグナム同様に驚愕しうろたえたる。理由もまたシグナムと同じ。管理局内でも知る者はかなり制限される情報を、目の前のテロリストが握っているからだ。なのはも内心驚愕するが、努めて冷静に3人へと問いかける。そして別の思いも生まれる。聞こえてきた声に、どこか懐かしいものを感じ取ったからだ。
『先程名乗った通りだよ、英雄殿。マルフィール隊・隊長マルフィール。そして随伴するのは私の部下である・・・』
『マルフィール隊所属、マルフィール・デレチョ』
『同じくマルフィール隊所属、マルフィール・イスキエルド』
徐々に縮まる両者の距離。マルフィール隊からの自己紹介を受け、ますます混乱するなのはとヴィータ。だが、次の言葉で否応でも戦闘を開始するほか無くなった。
『君たちの力量を実際に戦って測らせてもらうとしよう。マルフィール隊、
交戦開始
(
エンゲージ
)
。
散開
(
ブレイク
)
』
『『
交戦開始
(
エンゲージ
)
、
了解
(
ウィルコ
)
』』
マルフィール隊が散開した直後、3方向からの射撃魔法を撃ってきた。その魔力光は碧、黄、赤の信号機のような色だった。なのはとヴィータもまた散開し、仕方がなく応戦する。
「くそ。テメエら、何が何でも話してもらうぞ!!」
≪Explosion≫
――シュワルベフリーゲン――
「おおおらぁぁぁぁッ!!」
ヴィータは8発の魔力弾を“グラーフアイゼン”のヘッドで打ち飛ばす。標的にされたのは、ヴィータに一番近かったデレチョだ。
「甘い・・・!」
――ラウンドシールド――
彼は右手を前方に翳し、黄色のシールドを張る。魔法陣は
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