スーパーロボット大戦OG外伝
0571話
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ルスに操られているシュウがプライドを傷つけられて奮起し、少しでも洗脳に抵抗するか、というのを期待しての事だ。
先程の一連のやり取りで幸いだったのは、ニーズヘッグの攻撃手段に手持ち武器の物が殆ど無いという事だろう。唯一の手持ち武器はアダマンハルパーのみであり、それに関しては右腕があればどうにでもなる。ヒュドラ様々だな。
「そうですか。……では、次は残っている右腕を貰いましょうか」
呟くや否や、再びネオ・グランゾンの右腕が再びワームホールの中へと消え去り……
「同じ攻撃を何度も食らうと思っているのか!」
その瞬間、右側3基のヒュドラのスラスターを使い、その場で半回転しながら左側のヒュドラ3基の先端にビームサーベルを展開。9本のビームサーベルを振り向き様に一閃する。だが……
「誰が同じ攻撃をすると言いましたか?」
本来であればワームホールから伸びてきている筈だった右腕はそこには無く、ワームホールすらも存在していなかった。
ちっ、せめてワームホールがあれば、こっちからもワームホール越しに攻撃出来たものを。
「集中」
精神コマンドの集中を使い、この空間に違和感を覚えた瞬間にヒュドラや機体に設定されているスラスターを使って場所を移動する。
そして次の瞬間にはそこには重力波に包まれた右腕が。
その右腕を狙って攻撃しようとした時には、既にワームホール諸共に消えている。そして次に違和感があったのは右側。
再びスラスターを使い攻撃を回避し……そんな状態のまま1分程同じような行為を繰り返し続けるのだった。
そして唐突にその攻撃が終わり……不審に思ってネオ・グランゾンの方へと視線を向けたところでその動きが思わず止まる。
そこでは、機体の要所を光らせているネオ・グランゾンの姿があった。そしてそれを見た瞬間に、これまで経験してきた中でも最大級の危険を念動力が知らせてくる。
「さぁ、これでフィナーレです」
その呟きと共にネオ・グランゾンの背中の光輪が眩く、それこそ目を開けていられない程の光を放つ。そして同時にニーズヘッグを中心として、上空に何らかの空間異常を感知する。その時点で俺はシュウが何をしようとしているのかを理解した。そう、これは……これこそが奴が封印を解いたネオ・グランゾン最強の武器。縮退砲。
重力関係の武装である以上、回避は難しい。かといって、ブラックホールクラスターの時に行ったようにグラビトン・ランチャーでの相打ちというのもまた同様に難しいだろう。システムXNならあるいは可能性もあったかもしれないが、今から転移フィールドの生成をして間に合う筈も無い。となると、俺に出来る回避行動はたった1つ。
既にネオ・グランゾンの胸部は展開され、そこから3つの重力球が生成。それを両手に纏
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