暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep3新たな始まりは砲光の中で〜First encounter 1〜 
[10/10]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
こで本来の効果を発揮した。グラナードの言っていた散弾砲という名の通りに。突如蒼の光球が弾け、幾つもの閃光となって周囲に散らばり・・・

「全員最大防御!!」

――パンツァーガイスト・パンツァーシルト――

シグナムの半ば悲鳴のような大声と同時に一斉に爆発した蒼の閃光群。シグナムもまた防御へと魔力を回し、前面にベルカ式魔法陣の盾を展開。その上で魔力を纏い防御力をさらに上げた。航空魔導師たちは経験と直感からして、シグナムの叫びの前に防御、若しくは回避行動に移っていた。
彼らは以前、あの有名な高町なのはの教導に鍛えられた部隊だった。それでも無傷とはいかなかった。ある者は同僚に肩を貸してもらっていたり、気を失い抱えられていたりする者もいた。炸裂する前に威力が減衰されていたことで、撃墜という犠牲者が出るような被害は無かった。

「はぁはぁはぁ・・・あ・・・?」

「シグナム一尉!?」

肩で大きく息をしていたシグナムが突然落下を始めた。それに気付き、自らも軽くないダメージを負っているにも関わらずシグナムを受け止める女性魔導師。

「シグナム一尉!? 大丈夫ですか!? シグナム一尉!!」

シグナムは、先に負ったダメージとリンカーコアの負荷によって意識を失っていた。そんな彼女たちをさらに上空から見つめる1つの影。それは女性であることは間違いなかった。女性特有の身体のラインが、グラナードと同じ純白のコートの上から確認できるからだ。その女はボソッと何かを呟き、その姿がゆっくりと消えていった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ