暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep3新たな始まりは砲光の中で〜First encounter 1〜
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ばれる人格型ユニゾンデバイスだ。本来は30cm程の身長だが、自宅に居る際は普通の子供と大差ない体格でいる。
「うん、ちょっとな。あれ・・・シグナムは?」
「? はやてちゃんはもしかして寝起きで少しボケてますか?」
「なんや、リイン。私がいつボケたって? ん?」
何気なく口にした疑問にそう返され、はやての心の内に少しイタズラ心が生まれた。はやてはリインフォースUの両頬をプニプニし始める。リインフォースUはされるがままに「あぅ〜」と困った表情でアギトに助けを求める視線を送った。
アギトはそれを見て、もう少し見ていようか、それとも助けようかと迷った。その思考中の間にも頬をプニプニされ続けるリインフォースU。結局、はやてが止めるまで続いた。そう、アギトは放置を選択したのだった。
「何で助けてくれなかったですか!?」
「いやぁ、楽しそうだったから、マイスターが。それに、リインだって本気で嫌だったわけじゃないんだろ?」
「そ、それは・・・そうですけど。まぁいいです。確かに嫌じゃなかったですし」
リインフォースUがそう言い終えたところで、ようやく脱線していた話が戻る。
「それで、シグナム達はどないしたん?」
「シグナムは今日の夕飯の買い物ですよ、はやてちゃん。それに、お買い物ははやてちゃんが頼んだことですよ? 忘れちゃってます?」
それを聞いたはやては「そうやった」と、頼んでおいて忘れていた事に自己嫌悪していた。昼寝に入る前、同じ休暇に入っていたシグナムに買い物を頼んでいたんだった、と。
「あーごめんな、リイン」
「いいえです♪」
「お礼に、今日はうんとおいしい夕ご飯作るな♪」
「はいです!!」
「おお! 手伝うよ、マイスター!!」
八神家は今日も笑顔が絶えない家族だった。
・―・―・―・―・―・
「今日はいつもより冷えるな・・・」
スーパーで夕飯の買い物を済ませ、車を停めてある駐車場へ向かうシグナム。両手にぶら下げている重い買い物袋を手に、すれ違う人たちを緩やかに避けていく。車へとたどり着き、助手席に買い物袋を置いて、いざ愛する家族の待つ家へと帰ろうと運転席側に回ったその時・・・
「なんだ・・・?」
ズンっ、と震動を感じた。駐車場に居る他の買い物客も感じ取れるほどの震動。
「今のは・・・爆発・・・!」
周辺を見回し、遠くに黒煙が上がっているのを見たシグナムは車のドアを閉めてロック。管理局員として、爆発によって起こった現場へと走る。車は使わない。これから混乱している場所へと向かおうというのに、行動を制限されるような車に乗ればそれだけで到着が遅れると知っているからだ。
「くそ・・・、またテロなのか・・・!」
「一体これ
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