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とあるの世界で何をするのか
第二十七話  怪談と都市伝説
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た研究所で研究者から聞いたんだけど、俺の女性化については上からの指示で調べられないって言ってたから」

「そうなんですの」

 俺の答えに白井さんも納得してくれたようだ。

「それで、これからどうします?」

「それなら、こんなのはどう? じゃーん!」

 俺と常盤台組の会話が終了したところで初春さんが声をかけると、佐天さんがバッグの中から風呂敷のような黒い布を取り出した。

「マジックショーでもする気?」

「しませんよっ! これで光を遮断して怪談をするんです。どうですか?」

 俺がボケると即座に佐天さんのツッコミが入る。しかし、これはもしかしなくても多分アニメの展開だよなぁ。

「これは先輩の友達の彼氏が実際に遭遇したっていう話です」

 全員で黒い布をかぶり、ケータイの画面の明かりで自分の顔を照らすという方法で怪談の雰囲気を作り上げて、佐天さんが話し始める。内容はアニメ通りで、彼氏さんが女性に道を教えていたら女性が脱ぎ始めたという『脱ぎ女』の話である。

「って、全然全くちっとも怖くないじゃん!!」

 佐天さんの話の途中、女性が脱ぎ始めたところで御坂さんが立ち上がって叫ぶ。それによって黒い風呂敷が俺達柵川組の上に落ちてきた。

「えー、でも実際に居たら怖いと思うけどなー」

「それは怖いって言うよりもただの変質者じゃない」

 佐天さんと御坂さんが議論を続ける中、初春さんがノートパソコンを取り出してテーブルに置いた。

「だったらこんなのはどうですか?」

 そうして初春さんが学園都市伝説のタイトルを読み上げていく。中にレベルアッパーの都市伝説も入っていたのだが、佐天さんでさえ気に留めていないようだった。

「これなんか学園都市ならではって感じですよねー。どんな能力も効かない能力を持つ男! とか」

「そんな無茶苦茶な能力あるわけないですわ。ねぇ、お姉さま。……お姉さま?」

「え? あ、うん。そうよね。そんな能力あるわけないわよ。もし居るんだとしたら、ソイツと一度戦ってみたいものね」

 初春さんの言葉をきっかけに御坂さんの様子がおかしくなる。白井さんから声をかけられたことで変なテンションになっていたが、当然上条さんのことを考えていたのだろう。なので、少し助け舟を出すことにした。

「じゃー、次は俺が行くわ」

「まだやるの? この怪談ごっこ」

 俺の一言で御坂さんのテンションも一気に元通りだ。

「じゃー、やめる?」

 俺としては御坂さんのテンションが元通りになったので、どっちでもいいのである。

「神代君の怪談、聞いてみたいです」

「折角これも用意してるんだし、もう一個くらいは怪談やってもいいよね」

「まー、そうですわね
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