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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep2レヴィちゃんの日記帳〜Leviathan’s diary 2〜
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い」

わたしはルーテシアと一緒にいられるだけで十分だった。その形が従者でも友達でも何でも。それが家族になる。嬉しかった。

「お、お願いします・・・・お、お母さん」

「ええ、これからよろしくね、レヴィ♪」

今日この時、わたしは、レヴィ・アルピーノになった。


〇月×日 晴れ

今度はルーテシアとわたしがここを出ていく番だ。ルーテシアに言い渡された刑である“辺境世界隔離”の執行のために。
姉妹たちと挨拶を何度も交わして、それから管理局の人たちに連れていかれた。着いたのは無人世界の1つで、自然に溢れた綺麗な世界だった。ここからわたし達の新しい生活が始まるんだ。


〇月×日 快晴

久しぶりに日記を書きます。ここ1年半は本当に忙しかった。無人世界だから何も無い。
お買い物できる店も何もかも。そう、全て一からのスタート。でも充実した毎日だった。わたしは今すごく幸せです。


〇月×日 少し曇りかな

ルーテシアが徐々に自分を取り戻しつつある、というより取り戻した・・・らしい。
スカリエッティ(名前を出すのも億劫)のところに居た時とは全然違う。うん、ビックリするほど。
元気だ。明るい。ていうか、ホントに生まれ変わったかのような全くの別人と錯覚する。

「レヴィーーーーーー!!」

そんな大声も平気で出すようになった。どっから声出してんの?
いつも可愛いらしい笑顔で、わたしとガリューを振り回す。嫌じゃない。すごく楽しいけどメッチャ疲れる。
でもそんなルーテシアも良い。わたしの大好きなお姉ちゃん。そう呼ぶのは少し恥ずかしい。でもそう呼ぶと嬉しそうにしてくれるから、わたしはこれからもお姉ちゃんと呼び続ける。


〇月×日 雨

姉妹たちから連絡があった。みんな施設から出て、それぞれの居場所で頑張っているとのことだ。
チンク、ノーヴェ、ディエチ、ウェンディの4人は、ナカジマさんのお家へ。
セイン、オットー、ディードの3人は、聖王教会のカリムさんとシャッハさんのところへ。
みんなはそれぞれを始めて頑張っている。わたしも頑張って強くならないと。


〇月×日 晴れ

久しぶりに日記を書く。
最近はどうも眠い、激しく眠い、超眠い、どうしようもなく眠い。
成長期じゃない?とか、いろいろとお姉ちゃんとお母さんに言われた。
そんなバカな、って思った。だってわたしは生きているけど人じゃないんだから。
成長だなんて有り得ない。そう、わたしは今の姿のままで時を過ごす。ちょっとつまらない。
成長して、大人になって・・・。わたしにもそんな時間があれば良かったんだけどな〜。


〇月×日 晴れ

日記を書く作業が毎日じゃなくなってきた。ごめん、シャルロッテ。
今日も友達が遊びに
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