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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep2レヴィちゃんの日記帳〜Leviathan’s diary 2〜
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来た理由が、その原因を知る為だった。
「たぶんだけど、界律が何らかの理由で拒んでいた・・・と思う」
「界律・・・、世界の意思のこと、だよね・・・?」
「そう。なのはさん達を世界が拒んだ」
理由はいくつか考えられたけど、もう全てが手遅れだから何も言わなかった。
なのはさんは「ありがとう」と言って帰っていった。とても辛そうな表情で。
次元世界の住人であるなのはさん達を戦闘に巻き込まないためか、それともルシリオンを世界に留めさせないためか。どちらにしてもルシリオンは残れなかった。
――〇月×日 晴れ
アギトが今日、ここ海上隔離施設から出る。機動六課の部隊長、八神はやてさんの家に引き取られるからだ。
「ルー、レヴィ。あたし行くわ」
「うん。またね、アギト」
「管理局の仕事、頑張って」
「おう!」
涙は出なかった。3人にあるのは笑み。必要なのは笑顔だけだから。
「寂しくなったっスねぇ」
「でもまぁアギトさんのこれからを思えば良いことだと思うよ」
「そうだな」
姉妹たちも寂しそうだったけど、でもどこか嬉しそうな顔をしていた。
〇月×日 晴れ
今日、ルーテシアのお母さん、メガーヌ・アルピーノさんが来た。
母子の再会。わたしは邪魔したらダメだと思って、面会しないようにしようとしていたら・・・
「レヴィ。レヴィも一緒に来て」
半ば強引にルーテシアに連れていかれた。
面会室には、すでにメガーヌさんが居た。スカリエッティのラボのカプセルに入っていたときにも会ったけど、こうして目を覚ましているメガーヌさんとは初めてだ。
ルーテシアとメガーヌさんの会話を聞きながら、わたしはただずっと黙っていた。
「それでねレヴィヤタンちゃん。もしよかったらだけど、私たちの家族、私の娘にならないかしら?」
「え?」
メガーヌさんがわたしに視線を移して、そんな事を突然言い出した。反応に困っていると、メガーヌさんはさらに話を続けていく。
「あなたのことは機動六課の隊長さん達に聞いたわ。ルーテシアのことを護ってくれたって。ずっと仲良くしているって。だから、あなたも一緒に私たちと暮らさない?」
「でも・・・わたし、人じゃない」
「それがどうかした?」
「邪魔じゃない?」
「そんなことはないわねぇ」
「あの・・・家族なんて勿体ないです。わたしには従者くらいがちょうどい――」
「レヴィヤタンちゃん、私の娘になりなさい」
有無を言わせないメガーヌさんの言葉。娘になっていいの? わたしは人じゃないのに?
グルグルと頭の中をいろんな言葉が駆けまわる。
「レヴィ、わたしと家族になろう。わたし、レヴィのお姉ちゃんになりた
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