第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第一章 第一層攻略
第1話 ゲーム開始
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の笑顔で、
「本当ですか! ありがとうございます!」
と言ってきた。
どうやらこの人は素直でいい人のようだ。
「じゃあ少しの間だけどよろしく。俺の名前はシュウ」
「あたしはシリカっていいます。ご指導、よろしくお願いします!」
「はは、そんな堅苦しく無くて良いのに」
こうしてお互いに自己紹介をした後、狩場に向かった。
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俺がシリカを案内しながら狩場に向かい、到着するとすでに先客がいた。
先客は男の二人組で、どうやら赤いバンダナを巻いた男にもう一人が戦い方などをレクチャーしているようだった。
「ん? おいキリト、他の人が来たぜ」
「ならかっこ悪いところは見せないようにするんだな。クライン」
近づく俺たちに赤い髪の男が気がつき、剣を構えるために上げていた手を下げ、もう一人の男に声をかける。
近づきながらその会話が聞こえたので、俺は赤い髪の方が「クライン」。そして教えていた黒髪の方が「キリト」という名前だということが分かった。
(キリトって、あのキリトだよな?)
キャラネームを知った俺は少し驚く。
黒髪の方の名前がβ時代に仲良くなったプレイヤーと同じ名前だったからだ。
気になった俺は、話すのに丁度いい近さまで行き、黒髪の方の男に指を指して、
「さっきの会話が少し聞こえたくらいだから、間違えてたら悪いんだけど……君、キリトって名前なのか?」
と聞くと、聞かれた方はワケが分からなそうに聞き返してきた。
「そうだけど……それがどうかしたのか?」
「俺、シュウっていうんだけど、知らない?」
「シュウ!? 本当か!?」
「ああ! いやー、会いたかったよキリト」
「俺も会えて嬉しいよ」
俺の言葉にキリトも笑って返事をしてくれた。
キリトとはβ時代に俺と始めてではないかぐらいに気があったので会いたいと思っていたが、こんなにはやく会えるとは。
そんな再会からて少ししてから――
「ん? シュウどうしたんだよ、その子?」
俺との再会で気づくのが遅くなったのか、キリトは俺のうしろに着いてきていたシリカに注意を向けた。
……いけない。そういえばシリカをほったらかしにしてしまった。
「ああこれからちょっと、戦い方をレクチャーをしようと思って」
「お前もか……」
キリトが俺の言葉を聞き苦笑いをする。
「お前『も』って事は、やっぱりその人に教えてたのか?」
「ああ、クラインって言うんだ。そっちの子は?」
「彼女の名前はシリカって言うらしい」
「らしいって、お前……」
「会ったばかりだからな」
「よ、よろしくお願いします」
話の話題になっているシリカは、俺とキリトの会話のちょうどいい所でキリトに挨拶をする
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