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Fate/EXTRA IN 衛宮士郎
対戦者発表と新たな出会い
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かし、狙いは散漫であり、アーチャーはすぐさまあるものを投影をし、うち3発を武器で弾き、残りの2発は全身を捩じるように駆け、紙一重で回避する。

「驚いたね。あの剣があんたの獲物じゃないのかい」

アーチャーの手にしている武器を見ながら驚く女性サーヴァント。無理もない。アーチャーが今手にしているのは、普段使っている干将・莫邪ではなく、ランサーのゲイボルグだ。無論、ランクはかなりダウンしているが、そのリーチを活かし弾丸を弾くことに使ったのだ。

「あんた、何者だい?」

「さあな。セイバー、ランサー、アーチャー、アサシン、ライダー、バーサーカー、キャスターのどれかだろう?はたまた、エクストラクラスかもしれんぞ?」

何処かで聞いたような言い回しを終えると、ゲイボルグを投擲。真名解放されていないため、因果逆転は発動してない。しかし、コントロールが良いためか、相手に向かって真っ直ぐ飛んでいく。

「そいつは迂闊さね!」

サーヴァントの正面に出現したのは、追撃する両者を狙う船の砲台。
そんな大質量の物体が瞬間的な速さで弾をうちだした。投げられたゲイボルグは粉砕され、アーチャーに着弾した。煙で姿が見えない

「お、おい!?大丈夫か!」

情けない声を出してしまい、慎二はいやらしい笑みを浮かべたが

「騒ぐな。やかましい」

煙からアーチャーが出てきて、女性サーヴァントに向けて、矢を打ち込んだ。矢はかなりの速度打ち出され、普通なら当たるところだか

「やってくれるねえ! そうこなくちゃこっちもつまらないってもんさ!」

さすが英霊。矢がヒットする直前、僅かに上体だけずらし矢をかわす。
相手は、地に足を力強く叩き付けて体勢を立て直すがここで

【セラフより警告≫あと5秒で、戦闘を強制終了します―――最終警告です。アリーナ内での戦闘は禁止されています。ただちに戦闘行動を終了してください。最終警告です。アリーナ内での―――】

セラフから最終警告が降りた。

「チッ!藻屑と消えな!、」

最後の足掻きとばかりにサーヴァントが銃を乱射する。アーチャーは、あえて何も投影せず、黙ってそれらの攻撃をかわし続け、五秒後、それぞれの陣営との間には赤い防壁がぼんやりと姿を現した。あれには、いくら攻撃を加えようとも早々に壊れはしないだろう。

「チッ…セラフに感知されたか。まあいい、とどめを刺すまでもないからね。泣いて頼めば、子分にしてやらないこともないぜ?あはははははっ!!」

余裕そうな表情で慎二が、こちらを見下すようにあざ笑う。確かに今の俺では、慎二には歯が立たない。こんな中途半端な俺だと…………。
アリーナから慎二とサーヴァントが消える。帰還アイテム【リターンクリスタル】を使ったのだろう。

「ふむ
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