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Fate/EXTRA IN 衛宮士郎
対戦者発表と新たな出会い
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「白野はレオについてなにか知っているか?」

「んふ?」

今だ食事をしている白野に尋ねる。ついでにテーブルを見てみるとあれだけの量あった料理がほとんどない。こいつの胃袋は藤ねぇクラスだと。

「さあ〜俺もよく知らないけど強いんじゃない?ところで士郎。一つ質問いいかな?」

「なんだよ?」

「さっきから入り口で君の方をにらんでる美人は士郎の知り合い?」

「えっ?」

入り口の方に視線を向けてみ…………………てしまったのを俺は死ぬほど後悔した。そこには昨日同様に遠坂凛が仁王立ちしている。

「と、遠坂……………」

「ん?知り合いか?」

「……………ちょっとな」

「そっか……………じゃあ、邪魔しちゃあ悪いから俺はもいくとする」

持っていたスプーンを置き、懐から端末を取り出し、

「ごちそうさま士郎。またね」

端末を操作をするとその場から消えてしまった。えっ?何今の?

「ごきげんよう。衛宮君……………貴方って…………」

俺の方にやってきた遠坂は挨拶すると一旦言葉を区切り大きく息を吸い

「バッッッッッッッッカ!じゃないの!!」

食堂に響き渡る大きな声で叫んだ。ちなみに声量は食堂にいた何人かは思わず耳を塞ぎ伏せてしまうほど。近くにいた俺は耳がキーンってするくらい。

「な、なんだよ。いきなりバカって………」

「当たり前でしょ!あいつのことを知らないなんて、バカを通り越して大バカよ!!」

「あいつって………………遠坂はレオのことを知っているのか?」

俺の言葉に遠坂は頭を抑えはぁ〜とため息をつくと、俺の対面の椅子に座り、互いに向かい合わせとなる。

「………………周りを見てみなさい。結構な大物がこの聖杯戦争に参加してるわ」

遠坂の指摘を受け周りを見てみるとレオの存在が大きかったためわからなかったが、確かに周りからピリピリとした空気を感じた。この中の何人かかなりのやり手のようだ。

「大体、この中で周りを警戒してないのはあんたくらいよ」

そう言いますが、さっきまで無警戒のやつが目の前にいたけど、白野を売るみたいだからここは黙っておこう。

「いい。確かに周りの連中も警戒すべきだけど、レオはその中でも別格よ」

「そうなのか?」

確かに、円卓の騎士といえば、英霊としての格は、トップクラス。周りの様子から見てもレオの実力も相当のものと伺える。思い返してみれば、あの学園生活でもすでに記憶を取り戻していたように思えた。

「全く、聖杯を手に入れるためにわざわざ次期盟主がくるなんて………西欧財閥も本気で聖杯を取りにきたわね」

頭を抑え、ため息をつく凛。レオがいるのは遠坂にとっては予想外らしい。

「…………………
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