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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第三十五話 生還
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よ。この事はリンディ提督には?」
「う〜ん、あくまでも可能性の話だからしない方がいいと思う。
下手な情報を与えて混乱させてもなんだし」
「それもそうだね。あんたも疲れてんだからほどほどにね」
「ありがとう」
部屋を出ていくユーノを見送る。
だけど士郎は一体何を隠してるんだろうね。
それが少し寂しく感じていた。
side 士郎
ゆっくりと意識が覚醒する。
身体を横たえたまま、自身の身体を解析する。
―――肉体損傷、全修復
―――魔術回路、正常
―――封印回路、正常
―――警告、魔力不足
傷は全て治ってるようだし、封印回路の封印も問題ない。
身体を巡る魔力の淀みもなく何の問題もない。
ただ魔力がやはり足りていない。
だがアヴァロンが正常に動作しているようだし、安静にしていれば大丈夫か。
やはりエクスカリバーは俺には過ぎた武器だというのを実感する。
しかしそれ以前に子供の身体というのはあまりにも不安定だ。
完全に肉体が成長しきるまで封印回路は使わない方がよさそうだ。
ただでさえ大きい反動がさらに大きくなってしまう。
一歩間違えば本当に誰かを襲いかねない。
とりあえずは
「鞄に残りわずかな宝石があったな。アレを飲みに行くか」
念のために持ってきた残り僅かな魔力の込められた宝石を飲みに行くとしよう。
内包された魔力も宝石の純度もあまり高くないがないよりはいいだろう。
とその前に
「これはどうするんだ?」
身体を拘束するバインドに牢屋のような扉。
無理やりこじ開ければクロノに頼んだ事もあるので騒ぎになる。
とりあえず
「ふう」
伸ばした爪でバインドを切り裂き、身体を伸ばす。
と簡易ベッドの枕元にパネルのようなものが置かれている。
それに手を伸ばすが使い方はわからないので、とりあえず適当にボタンを押す。
「はい、リンディです」
「おはようございます」
「士郎君! 眼が覚めたのね」
仮眠をとっていたのか少し髪が乱れている。
仮眠を邪魔したのは申し訳ないが
「ここを開けてもらっていいですか?」
「そうね。今行くからちょっと待ってて」
しばらくしてアラーム音がして、扉が開く。
そこに立っていたはのリンディさんなのだが明らかに不機嫌そうだ。
「士郎君。まずは次元震を止めてくれてありがとうございます。
ですが色々言いたい事も聞きたい事もあります」
「わかっています。
ですが、今はやる事と確認したい事がありますのでそちらを優先させてください」
俺の言葉にしばらくリンディさんと見つめ合うが大きくため息を吐き
「……わ
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